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ハイスクール1968 新潮文庫
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ハイスクール1968 新潮文庫

四方田犬彦【著】

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ハイスクール1968 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/03/28
JAN 9784101343716

ハイスクール1968

¥220

商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2019/05/12

1968年、高校生の著者が見た60年代の終焉、いや、真にあらゆる価値観が根底から問われなおされたあの時代の終焉を、みずからの内的経験との関わりの中で綴る批評的自伝。思考し、表現し、その営みの中にみずからの存在を確認しようとする試みの意味を再確認できたように思います。 四方田犬彦の...

1968年、高校生の著者が見た60年代の終焉、いや、真にあらゆる価値観が根底から問われなおされたあの時代の終焉を、みずからの内的経験との関わりの中で綴る批評的自伝。思考し、表現し、その営みの中にみずからの存在を確認しようとする試みの意味を再確認できたように思います。 四方田犬彦の名をはじめて意識したのはいつの頃だったろうか。大学生のころに背伸びをして手にしたユリイカか、現代思想か、それとも、すでにカオスの手前にあったガロだったろうか。近年ではパゾリーニの詩集の美しくも痛切な翻訳で四方田犬彦を再認識してはいたが、これほどまでに深刻な葛藤を乗り越えてきた思想家であったとは分かっていなかった。 私より16歳上のこの世代がどのように高校時代を過ごしたのかを今この一冊から知り、四方田が傾倒した文化や著作が、私の青年期に親しんだものとの共通性に驚く一方、そこからすくい取ったもののあまりの相違に自分の浮薄さを改めて認識するばかりである。 いずれにせよ、この本は、もっと多くの世代に、多くの人々に読まれるべきものと思う。出版社で絶版らしいのが残念。

Posted by ブクログ

2019/04/02

四方田犬彦 「ハイスクール1968」 表紙 モンキーパンチ 著者の1968年〜72年の映画、音楽、詩の趣向遍歴や 高校紛争のことを語った本。その時代の雑多感や危機感は感じた 冒頭のエピグラフとエピローグ(18才と50才の四方田犬彦の対話)から想像すると、高校紛争について 最...

四方田犬彦 「ハイスクール1968」 表紙 モンキーパンチ 著者の1968年〜72年の映画、音楽、詩の趣向遍歴や 高校紛争のことを語った本。その時代の雑多感や危機感は感じた 冒頭のエピグラフとエピローグ(18才と50才の四方田犬彦の対話)から想像すると、高校紛争について 最後に語るために この本を書いた ということだろうか? ベトナム戦争、パリ大学の反ドゴール、キング牧師の暗殺〜べ兵連のデモ増加〜あらゆる事態が蟻地獄を滑り落ちるように エスカレート その中で 危機の臭いを嗅ぎ取っていたが、そのありかを見定めることができなかった

Posted by ブクログ

2019/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

四方田が好きな方は、やっぱり読んでおくしかないかな。1960年から70年の青春。遅れてきた全共闘世代の鬱屈。同じ世代はきっと共感する。もっとも、当時の同級生から嘘ばっかり書くなと糾弾されているという、スキャンダルがらみでもおもしろい。いろいろあるねえ。

Posted by ブクログ

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