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そろそろ旅に
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/03/28 |
JAN | 9784062141338 |
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そろそろ旅に
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
のちに十返舎一九の名で野次喜多が主役の「東海道中膝栗毛」を著する、駿府の同心の長男で見習い同心身分だった重田与七郎の若き日々半生を描く松井今朝子さんのフィクション作品、駿府を幼馴染の家来・太吉と大坂東町奉行の小田切土佐守頼り旅に出、奉行の部下・武士から娘を助け知り合った大阪の材木問屋の養子~浄瑠璃作家…流転の半生。序盤の大坂が舞台となる場面懐かしい地名がでてきて、楽しく読めた。
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面白かったが妙に長く感じた。読んでも読んでも終わらない感じ。この方の作品でそう感じたのは初めて。太吉の伏線には途中まで全く気付かなかった…。
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面白く読みました。主人公は十返舎一九。彼が、あれこれあれこれ経験した後、「東海道中膝栗毛」を書くまで、という筋立てになっていて、彼自身の人となりも生き生きと描かれていたのだけど、化政文化の文人たちが一九と関わる中で次々と生身の姿として描写されているのがよかったです。一九は元武士だ...
面白く読みました。主人公は十返舎一九。彼が、あれこれあれこれ経験した後、「東海道中膝栗毛」を書くまで、という筋立てになっていて、彼自身の人となりも生き生きと描かれていたのだけど、化政文化の文人たちが一九と関わる中で次々と生身の姿として描写されているのがよかったです。一九は元武士だというのは知っていたつもりですが、生家のある駿河から江戸、そして大阪、また江戸と住まいを転々とした、というあたりがとても面白かった。(だから文人たちも大阪、江戸と両方出てくるし)一九の、心がここに定まらない感じ、いつも旅の途中であるような心持ちがなるほどねぇ〜〜と思わせられたのは、さすが松井さん、というところなんでしょう。そんな性格から、戯作作者として大成するまでの過程もうんうん、そうだったのかもね、と。ただ・・・ネタばれです。最初から出てきていた、従者の太吉が実は彼の妄想だった、という仕掛けは、もうちょっと面白くできたのでは・・?? 途中から太吉が実在してないのは誰にでもわかるようになっていたのに、最後に種明かしみたいな書きぶりではちょっと興がそがれた気がしました。二つに揺れる気持ちを持つ時に出てきてアドバイスをしてくれる太吉、という扱いはよかったと思うし、また、なぜその妄想に捕らわれていたか、という彼の罪の意識もよく出来ていたと思うので、もうちょっと作り込んでほしかったかなぁ、と。
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