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密会 新潮クレスト・ブックス
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密会 新潮クレスト・ブックス

ウィリアムトレヴァー【著】, 中野恵津子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/03/25
JAN 9784105900656

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商品レビュー

4.2

19件のお客様レビュー

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2023/03/22

どこにも行きつかないが、人生の一編を切り取ると、そこに余韻が。 ひりひりとか、ため息とかでるような。

Posted by ブクログ

2022/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<死者とともに>Sitting with the dead ☆5 <伝統>Traditions ☆3 なんか、気持ちが悪かった あまり好きな話ではない <ジャスティーナの神父>Justina's priest ☆5 もぅ、なんやろ… ジャスティーナもメーヴも愛おしい  ジャスティーナ:学習障害がある メーヴ:ジャスティーナ姉 子供なし ミクシー:メーヴ夫 酒好き Mr.ギルフォイル:ミクシー父親 老人病 クロヘシー神父:54才 <夜の外出>An evening out ☆4.8 見知らぬ男女が出会ってお互い満足して心地よく家路に着く  単調な日々の繰り返しの中で、こういう夜があってもいいな…と思わせる。この終わり方逸品です <グレイリスの遺産>Graillis's legacy ☆4.5 P110 ❝秘密の影のなかに、暗黙の愛を大切に思う裏切りの影のなかに、あの冬の花がひっそりと散らばっていた。❞ 何も言いません。暗黙の愛ですから…。 <孤独>solitude ☆5 上手い。余分な説明がなく、読者のイマジネーションを鍛えさせる <聖像>Sacred statues  ☆3.8 この終わり方じゃ救いがないよ~ どなたか、この夫妻に救いの手を… <ローズは泣いた>Rose wept  ☆3.5 ブーヴェリー夫人とミスター・アザムは、別にローズが想像する仲ではないと思う。いくらなんでも、階下に夫と生徒がいて肉体不倫はないじゃろ 多感なローズが、あれやこれや勝手に想像して、それを友人たちにさも真実のようにベラベラ話た挙句、結果自己嫌悪に落ちて泣けてきたってことかな。。。 思春期少女の心情描写が上手くて参りました <大金の夢> Big bucks ☆4.5 アメリカを夢見る若い男女 フィーナ&ジョン・マイケル リアルな話だ。世界中にいまだにアメリカンドリームを夢見る若者たちはいるんだろうな <路上で>On the streets ☆5 いや、もぅ文句なくキモかった  伏線の散らばり具合に唸りましたわ <ダンス教師の音楽> The dancing-master's music ☆4.5 19世紀 だんだん斜陽してくる貴族社会(←好物です) この時代の話も書いてくれて嬉しい  <密会>A bit on the side ☆4.5 W不倫だったが女性が離婚したと聞いたとたん男性が別れたくなってしまった話(あるあるやね笑) ❝二人の愛のルールは破られなかった❞ 大人やなぁ なんか、おフランスの香りがしたわ ロンドンの日本カフェってどんか感じなのかな どの短編も冗長と感じるものが一編もなく、枝葉をバッサバッサと切りまくり、相変わらず読み手に押し付けのなさのイマジン文体 しかし、見事なまでに情景も匂いも文章から滲み出ている  それにしても、時代、個々の主人公達の背景がこれほど多岐に渡っているにもかかわらず、どれも逸品とは、さすが巨匠 表題<A bit on the side>直訳は<浮気、不倫>でもそれを<密会>と訳すとこに品が感じられる 訳の素晴らしさはもちろんながら、兎にも角にも表紙の雰囲気がたまらんです 文庫本でも出してほしいな もちろんこの表紙でね

Posted by ブクログ

2020/09/06

海外の短編小説好きとして、前から読みたかった本でした。

読み終わった今、とても不思議な感覚に包まれています。登場人物は皆恵まれているわけではないというか、辛い境遇にいることが多い。また彼らも素晴らしい人物であるということもない、むしろ困った人たちが多い。そして最後まで行っても決...

海外の短編小説好きとして、前から読みたかった本でした。

読み終わった今、とても不思議な感覚に包まれています。登場人物は皆恵まれているわけではないというか、辛い境遇にいることが多い。また彼らも素晴らしい人物であるということもない、むしろ困った人たちが多い。そして最後まで行っても決して何かが報われたり、希望が見えてくるというわけではないのです。それでも共感とは少し違う、応援したくなる気持ちが湧いてきます。 特徴的なのは視点がぽんぽんと移っていくことです。それによって、それぞれの登場人物の精一杯の思いが伝わってくるように感じます。そのためそれぞれの人生をジャッジするということがほとんどなく、ある種淡々とそれぞれのひたむきさを描いていくというスタイルのようです。 結果として、作者の人生に対する賛歌というか慈しみの思いというか、優しさが残ります。 冗長な記述というのがほとんどないので、なかなか読む方は気が抜けません。何度も読み返したほうがいいような気もします。「正しい人生」というものを押し付けられて辟易としている人にぜひ読んでもらいたい素敵な本です。

Posted by ブクログ

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