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悪魔の詩(上巻)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新泉社 |
発売年月日 | 1990/02/10 |
JAN | 9784787790019 |
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悪魔の詩(上巻)
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
上巻を読了。Ⅱ章「マハウンド」の記述が、時のイラン最高指導者をしてファトマを出させたものだと伺い知ることが出来る。思うところも多いが、ひとまず下巻を読み終えるまで心の整理はお預けにする。
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サルマン・ラシュディ襲撃事件を受けて、読んでみたかったけどまだ読んでいないこの本を読んでみた。 イスラム社会のミソジニーを揶揄するような表現があるので、女性の権利を主張することが死刑に値すると考えている人、例えば現在のイランで疑問を持たずに生きていられる男性とかが読んだらムカつ...
サルマン・ラシュディ襲撃事件を受けて、読んでみたかったけどまだ読んでいないこの本を読んでみた。 イスラム社会のミソジニーを揶揄するような表現があるので、女性の権利を主張することが死刑に値すると考えている人、例えば現在のイランで疑問を持たずに生きていられる男性とかが読んだらムカつくかも? 預言者ムハンマドが語り合った大天使が、どういうわけかタイムスリップか何かしてしまった同名の軽薄な映画スターになっているので、イスラム原理主義者がこの本を嫌いというのもまあわかる。 うーん……キリスト教原理主義者の中には、「イエスが人間である」と主張する人を殺したいと思う人もいるらしいので、イスラム原理主義者の中にこの本の著者を殺してやりたいと思う人がいるのも理解はできるかもしれない。 問題は、そんな極端なキリスト教原理主義者はかなり少数派で無視できる程度の人数しかいないのに対して、人の命を奪う行動を取るイスラム原理主義者はネットを通じて世界中で増え続けているということだよね。 イスラム教は世界の三大宗教の一つというだけで、イスラム教それ自体と大部分のイスラム教信者に問題があるわけではない。ただ、極端で最終的な手段を厭わないイスラム教を利用する人たちのために、悪魔の詩とサルマン・ラシュディは難しい立場に立たされてしまったということではないかと思う。 https://www.vice.com/ja/article/ywqzd5/growing-up-as-a-girl-in-iran-fashion-was-always-a-form-of-protest 世界宗教であるイスラム教と、民族宗教のローカルな緊張状態について感じさせる章もあれば、キリスト教が優位な社会でイスラム教徒や、イギリス市民であってもアラブ人の見た目だと非常時にはどんな目に合うかを戯画的ではあるけど容赦なく、まるで告発のように描いている章もある。 ラストの章に出てきた聖人っぽい美女は、百年の孤独で風に乗って消えた絶世の美女みたいだ。レベッカだっけ? この本の内容を多分半分も理解できていない(たぶんこの本は何度も何度も読み込むことで少しずつ理解できるタイプの本)けど、この本に関わる人に死刑判決を出すのは、出したほうが間違っているということだけはわかった。
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翻訳がまあまあ不条理。 翻訳のために訳者が殺されるのはもっと不条理。 それでこの本が反アラブに利用されるては、小説としての正しい評価なんて一般の人では相当むつかしい。 柔軟な想像力が生んだマジックリアリズムの傑作だと思うのだが、いろいろと残念。
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