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朝鮮の歴史と日本
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朝鮮の歴史と日本

信太一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 1989/08/01
JAN 9784750302638

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2015/02/14

最初は朝鮮の歴史の本と早合点して読み始めたが、書題にあるとおり朝鮮半島と日本のかかわりの歴史を書いた本。今は不穏な空気が漂う日本と朝鮮関係だが、昔から連綿とそういう関係を繰り返してきたみたい。古来は朝鮮半島から多くの技術を伝えてもらったはずなのに、早くも奈良時代には愛憎相半ばのよ...

最初は朝鮮の歴史の本と早合点して読み始めたが、書題にあるとおり朝鮮半島と日本のかかわりの歴史を書いた本。今は不穏な空気が漂う日本と朝鮮関係だが、昔から連綿とそういう関係を繰り返してきたみたい。古来は朝鮮半島から多くの技術を伝えてもらったはずなのに、早くも奈良時代には愛憎相半ばのような思いが芽生えていたとか。その後の秀吉の朝鮮出兵などを筆頭に、何とも見苦しい日本の歴史が描かれる。 近代以降に紙幅を割いているのが本書のよいところ。何と日本は当時の朝鮮に対してひどい仕業をしてきたのだろうと思う。近代以前は、日本・朝鮮半島ともに、為政者の圧政に苦しむ民衆という構造だったのが、近代になって日本の横暴に苦しむ朝鮮半島の人々という構図になっている。 特に1945年から数年の間に、韓国は過酷な歴史に直面している。毎度思うことだけど、日本は気楽に戦後の繁栄を享受することができていて、本来、アジア侵略などの責めを回避してきてしまった。そして、そのぶんのツケを韓国が背負わされたような気がしてならない。最近、嫌韓だの何だのが幅をきかせているけど、謝罪もせずツケも払わずによくそんな態度がとれるもんだ。言い換えれば、その後ろめたさが嫌韓に走らせるのかもしれないけど。

Posted by ブクログ

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