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巨いなる企て(下) 文春文庫
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巨いなる企て(下) 文春文庫

堺屋太一(著者)

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巨いなる企て(下) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1984/05/10
JAN 9784167193065

巨いなる企て(下)

¥220

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2019/07/19

まだ石田三成が今ほど評価を見直されていなかったときに、堺屋さんが大阪万博のイベントプラニングの際の経験と照らし合わせて石田三成の [企て]プラニングについて語っている。 関ヶ原の戦いで敗将としての名が永らく残ってしまったが、徳川家康に迫る軍勢を整え、対抗できる形に持っていった石田...

まだ石田三成が今ほど評価を見直されていなかったときに、堺屋さんが大阪万博のイベントプラニングの際の経験と照らし合わせて石田三成の [企て]プラニングについて語っている。 関ヶ原の戦いで敗将としての名が永らく残ってしまったが、徳川家康に迫る軍勢を整え、対抗できる形に持っていった石田三成の手腕を再評価する本である。

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2015/04/12

石田三成を事業創造者と表現し、関ヶ原に至るまでの過程を巨いなる企てと評す。太閤秀吉に忠義を尽くし、事業を成すには「大義名分」「弘宜衆知」「象徴」とし、日本を東西二分とし当に天下分け目の戦いに仕立て上げた三成。文官であった彼は現代の官僚(のなかでも志の高い優れた者達)に近く、現代人...

石田三成を事業創造者と表現し、関ヶ原に至るまでの過程を巨いなる企てと評す。太閤秀吉に忠義を尽くし、事業を成すには「大義名分」「弘宜衆知」「象徴」とし、日本を東西二分とし当に天下分け目の戦いに仕立て上げた三成。文官であった彼は現代の官僚(のなかでも志の高い優れた者達)に近く、現代人の我々が共感するところも多い。 通過した歴史を振り返れば家康の勝利は確定的であったかに錯覚するが、知略を持って家康の動きを抑え自身の暗殺危機を佐和山へ隠居し巧みに交わす様は実に見事だ。 生きた歴史を感じさせてくれる一冊だ。

Posted by ブクログ

2014/02/09

日本史上初のプロジェクトメーカーとして石田三成を挙げ、その視点から関ヶ原の戦いに至る過程を描いた大作。 全く新しい視点もさることながら、堺屋太一氏自身が若手官僚ながら万国博の開催にこぎつけた経験からくる強い説得力がこの小説を際立たせている。 随所に語られるプロジェクトメーカーの...

日本史上初のプロジェクトメーカーとして石田三成を挙げ、その視点から関ヶ原の戦いに至る過程を描いた大作。 全く新しい視点もさることながら、堺屋太一氏自身が若手官僚ながら万国博の開催にこぎつけた経験からくる強い説得力がこの小説を際立たせている。 随所に語られるプロジェクトメーカーの手法、そしてその難しさは並大抵の意志では遂行出来ないと感じてしまう。 しかし、キャッチアップ型の成長が頭打ちとなった現代の日本社会において今後必要とされるのは、「どうやるか」ではなく「何をやるか」を提案し、その道筋を示すことである。 まさにプロジェクトメイキングが求められているのである。 そして、堺屋氏が指摘する日本型組織の特徴は、それが中堅の構成員によって可能だという点である。まさにその例が石田三成の関ヶ原であり、堺屋氏の大阪万博なのである。 こうしたプロジェクトメイキングは、手法だけでなく、強い意志、そして最後まで出過ぎない忍耐力など、あらゆる要素を要求される。 今の自分にこれを達成する自信は残念ながら持てないが、こうしたことの出来る人材となることを目標に進んで行きたいと思っている。

Posted by ブクログ

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