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パリへ行った妻と娘 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1988/07/01 |
JAN | 9784167269067 |
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パリへ行った妻と娘
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パリへ行った妻と娘
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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
著者の方のおおらかと…
著者の方のおおらかというか、物事に動じないというか、新聞の特派員の中でもちょっと違う方だったんだろうな~と思わせるエピソード満載。
文庫OFF
「ベトナムから来た妻と娘」3部作の最後。娘ユンちゃんの「なに人になるか」は答えが出たようだ。といっても結局は成り行き、偶然で、著者夫妻の教育が功を奏したわけではない。まあそういうものだ。 3冊目では再び著者とベトナム人の奥さんとの関係が大きく取り上げられる。娘の教育同様、こちら...
「ベトナムから来た妻と娘」3部作の最後。娘ユンちゃんの「なに人になるか」は答えが出たようだ。といっても結局は成り行き、偶然で、著者夫妻の教育が功を奏したわけではない。まあそういうものだ。 3冊目では再び著者とベトナム人の奥さんとの関係が大きく取り上げられる。娘の教育同様、こちらも平均的な日本人から見ると型破りだ。寛容というか、自由というか、「かみさんをどこまで甘やかすんだ!」著者はまた怒られたらしい。当人同士がそれでよいと思っているのなら、他人が口出す筋合いの話ではないわけだが。 著者は若い頃からあちこちの国で暮らしたボヘミアンで、現在は新聞記者として世界を駆け巡る身。奥さんは戦時下のベトナムを一族郎党を率いて生き抜いた女傑で、日本、タイ、フランスで暮らしたコスモポリタン。きっとフランスはこんな感じなんだろうし、グローバル・スタンダードな夫婦関係ってこういうものなのか、と思ったのだが、死別した著者の前の奥さんの話を読んで、そんなに脳天気なものではないのかもしれない、と思った。陽気な友達の、思いがけない本音を聞かされたように、ヒヤッとした。 本書から数年後、著者は没する。 サイゴンから来た妻と娘は、その後もたくましく、タフに暮らした(ている)ことだろう。その点は心配していない。 そしてそれが、著者の望みでもあったのだろうと思う。
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後書き、吉川精一さんの文章が心に響きました。 30年前の話ですが、妻と娘シリーズ3部作、読み終えました。そんな僕も、近藤さんが亡くなった年齢と、ほぼ同じ。吉川さんが言うように、近藤さんの文章の表現が素晴らしく楽しく読めて、惹きつけらるのでしょう。現実は辛いことも当然あるが、時にユ...
後書き、吉川精一さんの文章が心に響きました。 30年前の話ですが、妻と娘シリーズ3部作、読み終えました。そんな僕も、近藤さんが亡くなった年齢と、ほぼ同じ。吉川さんが言うように、近藤さんの文章の表現が素晴らしく楽しく読めて、惹きつけらるのでしょう。現実は辛いことも当然あるが、時にユーモラスな捉え方も大事なのかな。
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