人と鬼と

河村朋子(著者)

• 販売会社／発売会社: 東洋出版
• 発売年月日: 2002/07/04
• JAN: 9784809674198

商品レビュー

2017/07/23

こ…これは期待以上のそっち系でした…萌えた萌えた。
それを抜きにしても忍びものとして(ちょっとグロい部分もありつつ)面白かった～
時代モノではあるけど難解な言葉もないし余白もほどほどにあるし読みやすい。
美貌の風鬼と偉丈夫の雷鬼。忍の相棒。
師匠と風鬼・雷鬼の３人からなる精鋭の忍び・鬼組。風鬼は危険な任務をこなし、雷鬼は村人と馴染み地に足をつけた生活を送る。風鬼は雷鬼に対して独占欲と嫉妬でおかしくなり、雷鬼が自分から遠ざかってしまっているような孤独感にさいなまれる。

幼いころからとか、バディものとか、裏切りとか、好きな要素満載でした。傷を舐めるって…！赤子って…！わー！！///
腐った見方しなくてもこれはまんまですよね…雷鬼の裏切り？に途中で腐アンテナが折れそうになっても、むしろもっと悶える展開になろうとは…最後が早足で終わったのが残念…蜜月が…ッ。もっと執筆してほしいなぁ

追記。既刊のシリーズ読んでみた。うーん、雷鬼が出てこないのはわかってるんだけど、やっぱこの二人の絡みがあってこその面白さだった…

2009/05/31

ちくしょう、泣いたぜ。
戦乱のなか、忍として生きる風鬼と雷鬼。
血にまみれ人を殺すことで生きてきた二人。
すれ違いってこんなに胸が痛くなるものか。それだけに雷鬼の本心をきいたときの風鬼がむせび泣いた理由がわかる。
ハッピーエンドかつバッドエンド。読みやすい文体に描写心理もいいと思う。腐といわれてもいい。実際昔は男色が普通にあったらしいのでリアル似たようなことがあるかもね。