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賢者モ来タリテ遊ブベシ 福祉の里茗荷村への道 NHKブックス457
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 1984/05/01 |
JAN | 9784140014578 |
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賢者モ来タリテ遊ブベシ
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糸賀一雄さんの評伝『異質の光』の巻末の参考文献のところに、一緒に近江学園をはじめたおひとり・田村一二さんの本がいろいろと載っていて、その一冊を借りてきて読んでみたら、糸賀さんとは全く文体が違って、飄々とした文章はすごくおもしろかった。合間には、田村さん自身の絵が入っていて、それも...
糸賀一雄さんの評伝『異質の光』の巻末の参考文献のところに、一緒に近江学園をはじめたおひとり・田村一二さんの本がいろいろと載っていて、その一冊を借りてきて読んでみたら、糸賀さんとは全く文体が違って、飄々とした文章はすごくおもしろかった。合間には、田村さん自身の絵が入っていて、それもよかった。 近江学園のあと、「茗荷村」をつくった田村さん。その村是は、「賢愚和楽」「自然随順」「物心自立」「後継養成」の4つ。明治うまれという世代と時代のためか、わずかながら「?」と思うところはあるのだが、おおかたはうんうんとうなづける話だった。 「流汗同労」のはなし、「混在共存」のはなし、「福祉とはつながりの水平化」のはなし……今の時代には、どれも"労働"という仕切りをすると難しい話になるのかもしれないけれど、「原点」があるなあと思った。一緒に暮らすという"仕事"のことでは、We173号で話を聞いた李国本修慈さんの「24時間の生活支援を〈仕事〉にする」という話につながるものを感じた。 田村さんがくりかえし書く「分の厚いあたたかい目をふやす」というのは、ラーの人(←重心ラーの会)を増やすことと同じことやなあと思いながら読む。 だいぶ前のWe147号で載せた、愛知のゴジカラ村の吉田一平さんの「ごちゃまぜがいい」という話、田村さんの茗荷村にも通じるものを感じた(一平さんは、田村さんの茗荷村のことも知ってるんちゃうかなと思った)。 茗荷村は映画にもなってるらしい。どんなんやろ、、、、。とりあえず田村さんの他の本も読んでみたくて、古い本をまた予約中。 (5/16了)
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