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いせひでこ【作】

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定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 2008/03/01
JAN 9784039638908

にいさん

¥770

商品レビュー

4.2

29件のお客様レビュー

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2024/10/20

ヴィンセントとテオドルス、芸術に生きた兄弟の物語。弟の目線で叙情的に語られる文章は、美しい絵と同じくらい胸に迫るものがあり、この絵本をきっかけにの二人のゴッホの生涯に興味が湧いた。中でも魅入ってしまったのは、絶望の井戸の底から見上げた、点のように小さな空をめざす一羽の鳥の絵。

Posted by ブクログ

2024/09/25

勧められて、県の図書館から取り寄せてもらった本。 うちの図書館には置いてなかった。 なぜ?  こんなに素敵な本なのに。 表紙がとても美しい。 しばらく眺めて、そっと開く。 中に満ちているのは圧倒的なエネルギー。 心が持っていかれそう。 見開きいっぱいに描かれた いせさんの絵の数...

勧められて、県の図書館から取り寄せてもらった本。 うちの図書館には置いてなかった。 なぜ?  こんなに素敵な本なのに。 表紙がとても美しい。 しばらく眺めて、そっと開く。 中に満ちているのは圧倒的なエネルギー。 心が持っていかれそう。 見開きいっぱいに描かれた いせさんの絵の数々。 画集として、充分すぎるくらい魅力的。 いせさんの絵には、いつも心が大きく揺さぶられる。 ページの下、五分の一くらい。 そこには、弟テオが兄ゴッホに語りかける文章が綴られている。 『たゆたえども沈まず』 『リボルバー』 原田マハさんの作品で描かれていた二人の兄弟愛を思い出す。 時に詩的、時に哲学的な描写。 読んでいて心が苦しくなった。 ゴッホの作品は、生前に認められることはなかった。 ゴーギャンに対するゴッホの熱い思い。 眩しい黄色に満ちたページ。 それはゴーギャンを戸惑わせ、ゴッホのもとから去らせてしまう。 次に開いたページは濃い紫の淋しい色に満ちていた。 あとがきにあった いせさんの言葉。 「売れることよりも、名を成すことよりも、ふたりが求めたのは純粋な魂の絵だったのだろう」 二人が子ども時代、共に過ごした自然。 湿地の荒れ地。 麦畑やヒースの野原。 カササギの巣。 ヒバリの声。 その情景が心を救ってくれた。 ゴッホの魂が感じられる絵本。 何度でも読み返したくなる。 ヒボさん、ありがとうございます。

Posted by ブクログ

2024/06/02

弟テオからの目線で語られるゴッホの物語。 身近にいながら兄の才能を認め、支えてきた弟。 テオいてこそのゴッホだったんだろうな… いせひでこさんの優しく力ある絵と物語が心に響く一冊だった。 美術館でゴッホの作品を観たいと思う。

Posted by ブクログ