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日本古典芸能史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 武蔵野美術大学出版局 |
発売年月日 | 2008/04/01 |
JAN | 9784901631815 |
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日本古典芸能史
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今岡謙太郎(1964年~)氏は、早大第二文学部卒、早大大学院文学研究科博士課程満期退学、早大文学部助手・非常勤講師等を経て、武蔵野美術大学教授。主な研究テーマは、近世後期~近代の歌舞伎、落語、講談などの諸芸の交流と河竹黙阿弥作品。 本書は、題名通り、能、歌舞伎、人形浄瑠璃などの日...
今岡謙太郎(1964年~)氏は、早大第二文学部卒、早大大学院文学研究科博士課程満期退学、早大文学部助手・非常勤講師等を経て、武蔵野美術大学教授。主な研究テーマは、近世後期~近代の歌舞伎、落語、講談などの諸芸の交流と河竹黙阿弥作品。 本書は、題名通り、能、歌舞伎、人形浄瑠璃などの日本の古典芸能の歴史を概観したものである。章立ては以下の通り。 序章:祭祀―儀式から芸能へ 第1章:伎楽と舞楽―国家行事と芸能 第2章:散楽から猿楽へ―「演技術」の進歩 第3章:田楽・猿楽の展開と「能」の形成 第4章:観阿弥・世阿弥の能の「大成」 第5章:歌舞伎の成立と定着 第6章:人形浄瑠璃の成立と発展 第7章:近世演劇の開花と近松門左衛門 第8章:竹豊両座と人形浄瑠璃の黄金時代 第9章:江戸中後期の歌舞伎 第10章:落語・講談の発展と諸芸の交流 第11章:鶴屋南北と河竹黙阿弥―近世から近代へ 私は、歌舞伎や能の愛好家というわけではないのだが、それらを含む日本の古典芸能がどのようにして生まれ、変化してきたのか、また、相互にどのような影響を与えて来たのかについて、大まかな知識を得たいと思い、適当な本を探していたところ、本書に行き当たった。(私が探した限りでは、新書の中に似たような本が見つからなかったのだが、本来は新書のラインナップでカバーされているべきだろう) 読み終えて、少なくとも特段の予備知識を持たない私にとっては、それなりに役に立ったし、今では古典芸能の中で最も人気が高い(と思われる)歌舞伎の始まりや変遷などは、なかなか興味深いものだった。 コンパクトにまとまっており、日本の古典芸能の歴史を概観するには適した一冊と思う。 (2022年2月了)
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