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星の王子さまの世界
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星の王子さまの世界

塚崎幹夫(著者)

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星の王子さまの世界

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1982/01/22
JAN 9784121006387

星の王子さまの世界

¥110

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2022/02/27

小さいが凶暴なウワバミが大きい大人しい象を丸呑みにした絵。象は「なかでこなれていくんだよ」。飲み込まれることより、誰も知らないところでじわじわ餌食にされることの恐ろしさ。

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2020/08/31

「フランスにいて飢えと寒さに苦しんでいる」献辞のレオン・ヴェルトは、ユダヤ人であった。「ゾウも呑み込む」Boaは「大切なものは目に見えない」だけの暗喩だろうか/6つの星めぐりのエピソードもそれぞれに意味がありそう/20億の人間がいるが「詰めあって立てば縦横20マイルの広場におさま...

「フランスにいて飢えと寒さに苦しんでいる」献辞のレオン・ヴェルトは、ユダヤ人であった。「ゾウも呑み込む」Boaは「大切なものは目に見えない」だけの暗喩だろうか/6つの星めぐりのエピソードもそれぞれに意味がありそう/20億の人間がいるが「詰めあって立てば縦横20マイルの広場におさまる」チャップリン『独裁者』のスピーチにも似た論理/アントワーヌは「自由フランス」ともヴィシー政権とも立場を異にしていてアメリカに来て、ヨーロッパ戦線に飛行士として復帰しようとしていた。王子さまがバラに再会するため彼の星に帰るように

Posted by ブクログ

2015/03/09

サン=テグジュペリの『星の王子さま』に込められた意味の解釈を試みた本です。 著者は、『星の王子さま』は子どものための童話ではなく、サン=テグジュペリの向き合っていた現実への批判を試みた寓話として読み解こうとしています。また、友人のレオン・ウェルトや妻のコンスエロに対するサン=テ...

サン=テグジュペリの『星の王子さま』に込められた意味の解釈を試みた本です。 著者は、『星の王子さま』は子どものための童話ではなく、サン=テグジュペリの向き合っていた現実への批判を試みた寓話として読み解こうとしています。また、友人のレオン・ウェルトや妻のコンスエロに対するサン=テグジュペリの思いがそこには込められていると主張しています。 物語の寓意をファシズムに対する批判と解釈する見方が示されており、確かにそうした解釈も可能だとは思いますが、『星の王子さま』の物語世界を狭くしてしまっているのではないかとも感じます。

Posted by ブクログ

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