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空海の風景(下)
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空海の風景(下)

司馬遼太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1975/11/30
JAN 9784120006012

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商品レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 空海
  • 密教探求
  • 最澄
  • 思想対立
  • 歴史的背景
  • 日本宗教文化
  • 精神世界の旅
  • 人間関係の複雑さ
  • 司馬遼太郎作品
  • 歴史小説の魅力

深い歴史的背景を持つこの作品は、空海の生涯と彼の密教の確立を描き出しています。特に、同時代の最澄との関係性が重要なテーマとなっており、二人の異なる思想や立場が際立ちます。空海は、唐での学びを経て、独自の精神世界を構築しながら日本に帰国し、密教を広める過程が魅力的に描かれています。一方、最澄は真面目で熱心な人物として描かれ、両者の価値観の違いが物語に深みを与えています。著者の司馬遼太郎は、歴史の流れだけでなく、日本の宗教や文化に対する深い理解を示し、読者に考えさせる要素を提供しています。空海と最澄のすれ違いを通じて、宗教の多様性や人間関係の複雑さが浮き彫りになり、読後には空海の著作を読みたくなるような興味を引き起こします。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/17

最澄との違いや関係を糸口にして、空海という人物を浮き彫りにしていく。これまで知らなかった多くのことを知ることができた。 ただ、日本各地に数多くの真言宗寺院があるのはなぜか、という疑問への答えまでは得られなかった。その広がりを理解するには、空海よりもずっと後の時代に活動した高野聖に...

最澄との違いや関係を糸口にして、空海という人物を浮き彫りにしていく。これまで知らなかった多くのことを知ることができた。 ただ、日本各地に数多くの真言宗寺院があるのはなぜか、という疑問への答えまでは得られなかった。その広がりを理解するには、空海よりもずっと後の時代に活動した高野聖について知ることも、一つの手がかりになりそうだ。 改めて、学ぶべきことは多いと感じさせられた本だった。

Posted by ブクログ

2026/04/19

読み終わったー。 司馬遼太郎的な空海像を描くこの本。 タイトルに景色とあるとおり、 また本文中も、〜な気分がするとか ふんわりとした表現が多用される。 ◯◯だったと考えても間違い無いだろうとか ××でなかったはずがあろうか、等 想像で書かれてはいるが 遺っている書物や調べあげ...

読み終わったー。 司馬遼太郎的な空海像を描くこの本。 タイトルに景色とあるとおり、 また本文中も、〜な気分がするとか ふんわりとした表現が多用される。 ◯◯だったと考えても間違い無いだろうとか ××でなかったはずがあろうか、等 想像で書かれてはいるが 遺っている書物や調べあげての印象なので 簡単に否定できない そうであっただろう感じがある。 (下)は、唐で恵果に学び、 ふたつの密教の 正統な継承者となるところから、 日本に戻り、どうやって 真言宗を打ち立てていったか、 また最澄との関係性、 高野山をひらく、 自分の死をどう企図したか などが描かれる。 私が一番どきどきして読み進めたのは 最澄との関係性だ。 入唐前から国内の立場も思想の好みも性格も 何もかも違う空海と最澄。 最澄は、 真面目で自分の描く世界(天台宗の確立)に ただただ熱心で不器用な人に思えた。 奈良仏教を敵にまわしたことは のちのち禍根を残してしまう。 桓武天皇に魅入られすぎたのも 振り返れば不運だったのかもしれない。 一方、空海は、 家柄はそこそこよいが 仏教界ではもたざる者(一介の私度僧)から始まる。 しかし、 思考的世界を構築する頭の良さと、 精神的世界を感受する才とに恵まれる。 空海は密教に夢中になったし、 実は密教にも愛されたように思う。 インドから中国長安に入った ふたつの密教、金剛頂経と大日経。 その両方を受けた恵果から このタイミングで灌頂できたことは 奇跡かもしれない。 中国の文化的風土として 密教の真髄部分は受け入れられにくく またインドも空海の時代以降 宗教が変質していくらしい。 空海がこの思想体型をこの時期に持ちかえり 日本でまとめ上げられたことは 人類にとっても奇跡かもしれない。 最澄と空海のすれちがいは 読んでいて心が苦しくなった。 双方まちがってはいないが 大切にしているもの、 目指しているものが違った。 そのために分かり合えなかったが おそらく熱心さと能力は お互いに認め合っていた印象を受けた。 弟子の泰範が決別の決め手になり、 このあと、宗教が互いに 他宗への寛大性を欠くのは 悲しい歴史に感じた。 空海の人となりや経歴はつかめたので 空海の著作も読んでみたいと思う。

Posted by ブクログ

2025/06/16

取っておいた司馬遼太郎の最初の作品がこれになりました。とても読みやすいです。空海に興味があり読みましたが、好きさが増したり、逆に弱まったり、描き方によって揺れ動きました。後の仏教への影響など考えると最澄の方が評価される点も多いのでしょうが、そんなことはさておき、どっちが自分にとっ...

取っておいた司馬遼太郎の最初の作品がこれになりました。とても読みやすいです。空海に興味があり読みましたが、好きさが増したり、逆に弱まったり、描き方によって揺れ動きました。後の仏教への影響など考えると最澄の方が評価される点も多いのでしょうが、そんなことはさておき、どっちが自分にとってより魅力的か、しばらく考えるのは楽しい気がします。空と海、最も澄む、名前はどっちも大好きです。

Posted by ブクログ

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