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古今黄金譚 古典の中の糞尿物語 平凡社新書002
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 1999/05/20 |
JAN | 9784582850024 |
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古今黄金譚
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
都合で、「我が国における性の快楽を求めるため行う能動的なプレイとしてのスカトロ」の起源を探ろうと見つけて読みだしたのが本書。いわゆる糞尿が日本の古典文学の中にいつから登場し、物語や作品展開にどのような働きをしているかを懇切丁寧に解説している。黄金譚というのは文学研究の上での用語と...
都合で、「我が国における性の快楽を求めるため行う能動的なプレイとしてのスカトロ」の起源を探ろうと見つけて読みだしたのが本書。いわゆる糞尿が日本の古典文学の中にいつから登場し、物語や作品展開にどのような働きをしているかを懇切丁寧に解説している。黄金譚というのは文学研究の上での用語ともいえ、貴種流離譚などと組み合わせて登場する黄金譚通史は、ある面必読。特に落窪物語の解説がわかりやすい。性的プレイとしてのスカトロに近い例として(もちろん筆者は学者であって、そうした観点から作品を分析したり取り上げてはいないは・・)は、『犬つくば集』や『きのふはけふの物語』といった中世・近世あたりの作品かららしい。 子供を罵倒するとき何故「クソガキ」とクソという言葉を添えるのか、女性の尿を何故「聖水」と言うのかのヒントもしっかり書かれていて、プレイとしてのスカトロ表記探索の基本的用語を確認するという作業には必要な知識もかなり含まれていいる。
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った...
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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尾籠な話なれど、古今黄金譚つまり「古典の中の糞尿物語」です。スカトロと片付けてはいけないでしょう。「西の横綱」モーツァルトはあまりにも有名ですが、さてその他にどのような人がいたかというと(作品は別として)……私も寡聞にして。これは、日本文学史を繙き、「汚穢にして黄金、ケガレにして...
尾籠な話なれど、古今黄金譚つまり「古典の中の糞尿物語」です。スカトロと片付けてはいけないでしょう。「西の横綱」モーツァルトはあまりにも有名ですが、さてその他にどのような人がいたかというと(作品は別として)……私も寡聞にして。これは、日本文学史を繙き、「汚穢にして黄金、ケガレにして神聖。糞尿の二つの意味を、日本古典文学に探る。」書です。私にとって初めて触れるエピソードも多いのですが、そこはリンボウせんせい、愉快に読ませてくれます。万葉集から、乃木将軍の屁、までですよ!さて、こんな知識を得たとして、日本古典文学の読み方が変わるのかな、どうかな?「見方」がひとつ増えた、ということは言えるかもしれません。
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