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つわものの賦 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1983/07/25 |
JAN | 9784167200121 |
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つわものの賦
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
面白いんです。内容がドンドン頭に入ってきます。だって、ちょうど今の大河と重なるから。 これからの大河が楽しみ。
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治承4年8月(1180)から承久の変(1221)までを11章に分け、東国武士たちを考察。あとがきで永井氏は、これは小説ではなく、しかし歴史書のつもりはさらさらなく、文筆家の書いた人物評伝にあたるか、しかし対象は1人の人物ではなく、いってみれば歴史そのものを対象にしたものだ、という...
治承4年8月(1180)から承久の変(1221)までを11章に分け、東国武士たちを考察。あとがきで永井氏は、これは小説ではなく、しかし歴史書のつもりはさらさらなく、文筆家の書いた人物評伝にあたるか、しかし対象は1人の人物ではなく、いってみれば歴史そのものを対象にしたものだ、という。 先に本郷和人氏の本を読んで、鎌倉時代は東国武士団の話なのだ、とあったが、永井氏も鎌倉時代は、頼朝個人の行動としてではなく、東国武士団の行動として捉えたとき、はじめて鎌倉時代の歴史的意義が明確になるのではないか、と言っている。 物書きとして歴史に対するアプローチは様々の形があるが、先に書いた「相模のもののふたち」を東国武士団の列伝とすると、これはその総論編にあたるという。 「炎環」(1962年)、初めての新聞小説「北条政子」を書いてから10年以上たち、「吾妻鏡」はぼろぼろになるまで読み、他の史料もかなりあたっているようだ。氏の鎌倉時代を扱った一連の小説の原点であり帰結であるという。 小説ではない、といっているとおり、あまり読みやすくはないが、氏の人物、歴史の流れの考えがわかる。 1978.9.15第1刷 図書館
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御恩と奉公は、ただ働きをしないという精神革命的な画期性があった。武家政治が終わった明治時代に忠君愛国という国家への無償奉仕が強調されるようになったことも成程となる。古代の奴隷的奉仕への先祖帰りになる。朝廷の官位には麻薬のような効果がある(127頁)。
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