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美意識と神さま 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1985/01/01 |
JAN | 9784122011915 |
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美意識と神さま
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美意識と神さま
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梅棹のエッセイを集めたものである。もとは1981年の出版の単行本であるが、1951年に書かれたものもある。半世紀以上前にかかれたものであり、歴史的事実と異なるものもあるであろう。新聞へのコラムなどをあつめたものであり、さすがに古い。梅棹のエッセイについて卒論を書いている学生にとっ...
梅棹のエッセイを集めたものである。もとは1981年の出版の単行本であるが、1951年に書かれたものもある。半世紀以上前にかかれたものであり、歴史的事実と異なるものもあるであろう。新聞へのコラムなどをあつめたものであり、さすがに古い。梅棹のエッセイについて卒論を書いている学生にとってはまとまっていて便利な本であろう。
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新聞で佐倉統さんが紹介していた。ネットで古本を見つけて購入。久々の梅棹先生。一番の驚きは尺貫法とメートル法の話。1960年代、完全にメートル法に移行したため、鯨尺を闇で売っていた行商人が捕まったらしい。そんなことがあったのだ。我が家には普通にメートルと尺が併記されている巻き尺や差...
新聞で佐倉統さんが紹介していた。ネットで古本を見つけて購入。久々の梅棹先生。一番の驚きは尺貫法とメートル法の話。1960年代、完全にメートル法に移行したため、鯨尺を闇で売っていた行商人が捕まったらしい。そんなことがあったのだ。我が家には普通にメートルと尺が併記されている巻き尺や差し金があった。特に父親が大工をしていたので、そういうものがずっと使われていた。それが普通だと思っていた。実は一旦廃止になり、その後復活しているらしい。永六輔さんなどが貢献しているようだ。梅棹先生自身は、完全に尺や貫に戻せと言っているわけではなく併存せよと言っている。それから60年、結局のところ、坪だけはいまでも普通に使われているという感じだろうか。でも、一升瓶もちゃんとあるし、お米は一合、二合だし、意外といろいろ使っているようだ。衣食住の西洋化についても書かれている。我が家にも小さいが畳の部屋が1つある。どうしても畳が欲しかった。もちろん、ベッドやソファは普通に使っている。きものは結局父が残した二枚。一回だけ袖を通した。妻や娘は、卒業式などで着てはいる。食事はおもしろい。オムレツにご飯を入れたオムライスとか、パンにあんを入れたあんパンとか。和洋折衷のものがいくつかある。しかし、それらが特殊であって、やはり洋は洋、和は和で、共存していくというのが梅棹先生の説。さらに、洋や和の技術は研ぎ澄まされていくと。なるほど、確かにその通りになっているように思う。さて、これは日本独特の文化の取り入れ方なのだろうか。そうではないのではないか、これはもっと普遍的なのではないか、というのが梅棹先生のお考えのようだが、その話はつぎの機会にゆずりたいとして本書は閉じられている。このあとの話はどこかで書かれているのだろうか。ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。少なくとも私は読んだ記憶がない。
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