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あかね雲 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1976/12/10 |
JAN | 9784122003972 |
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あかね雲
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あかね雲
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引き続き俺たちの水上勉様。 舞台は石川県。輪島、片山津、そして金沢。時代は日中戦争突入への時期。どうだいもうこれだけで寂しいだろ?(スギちゃん風)私としては大好きな設定です。サンキュー水上!面白くないわけがない。寂しくスタートして寂しく終わる、こんな小説が読めるのは水上せんせだけ...
引き続き俺たちの水上勉様。 舞台は石川県。輪島、片山津、そして金沢。時代は日中戦争突入への時期。どうだいもうこれだけで寂しいだろ?(スギちゃん風)私としては大好きな設定です。サンキュー水上!面白くないわけがない。寂しくスタートして寂しく終わる、こんな小説が読めるのは水上せんせだけ! この時代の輪島(能登地方)は寂しいイメージしかないですね。荒れ狂う冬の日本海、そして曇天の毎日。そりゃ鬱になりますわってワイも同じ気候の福井県在中。ほんと冬が嫌、冬死んでほしいです。無くなれ冬、雪降んなって、もー!そうなんですって日本海側って冬が寂しいんですよ、冬の東尋坊へ行こうものなら謎の力によってダイブしそうになります。そんな時は近くに電話ボックスがありますので是非ご利用下さい。 そんなうらさびしい輪島を抜け出し怪しいオッサンのつてで片山津への仲居として働く少女まつの。その怪しいオッサンがとは脱走兵で身分をごまかして偶々輪島でまつのと出会う。まつのは騙されのか?確かに大事なアレを奪われ・・・いやいや、この話の寂しさは騙し騙されたからじゃない、その時代背景、そして無知なまつのが寂しいのだ。暗い、本当に暗い、暗くて最高!!いえーーーーーーーい!! で、前回の『鴈の寺』『越前竹人形』を読んで思うのですが、ここでも登場人物の京都なまりどうなんでしょうか?水上せんせは福井県大飯町出身、隣県である石川県もご存じのはず。金沢弁、能登弁もゼロ。どゆこと? 因みに昨日観た『男はつらいよ 柴又慕情』の舞台は福井&金沢で、そこではちゃんと地元方言でセリフを回しておりました。さすが山田洋二監督! それ以外は水上作品ファンとしては大満足。落ち込みたい時にはお勧めです。
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「あかね雲」は水上作品によくみられる北国を舞台にした厳しい運命に耐える薄幸で無垢な女性が主人公の物語です。
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