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死者の書 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1974/05/10 |
JAN | 9784122000964 |
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死者の書
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
名著だと思います。現…
名著だと思います。現代文として読みづらいところもあるかもしれませんが、その分日本語の美しさを感じることができるのです。
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1992年(発出1943年) 203ページ この難解な小説を初めて読んだのは20代の頃です。漫画家の長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズが大好きで、著書の中でこの小説に触れられていました。 主人公は悲劇の皇子である大津皇子と藤原南家郎女(中将姫)です。登場人物や古代の言葉、話の...
1992年(発出1943年) 203ページ この難解な小説を初めて読んだのは20代の頃です。漫画家の長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズが大好きで、著書の中でこの小説に触れられていました。 主人公は悲劇の皇子である大津皇子と藤原南家郎女(中将姫)です。登場人物や古代の言葉、話の筋がさっぱりわからず、途中でギブアップ状態でした。二十章まである小説で、第一章の大津皇子が墓の中で目を覚ますシーンはすんなり理解できましたが、その後からは難しかったですね。 今回は、青空文庫で再読です。当時は難しかった内容も、現在はネットで丁寧に解説してくれています。そこで初めて知った言葉が《オノマトペ》。オノマトペとは擬態語・擬声語のことだそうです。水の垂れる音が「した した した」。足音が「つた つた つた」。他にも「こう こう こう」「あっし あっし あっし」「ほほき ほほきい ほほほきい――」など。このオノマトペが、古代風の文章に和みやユーモアを与えてくれているような感じ。 この小説、現代の仮名遣いに改訂されていても、読みにくいことは読みにくいです。難しい漢字もパッと読めません。まあ、おもしろい物語とは言えないのですが、Audible で聴くと、ほれぼれするような格調高い文章で、意味も割とすんなり入ってきます。浅木俊之さんの声もとても素敵でした。
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古墳の闇から復活した大津皇子の魂と藤原の郎女との交感。古代への憧憬を掲示して近大日本文学に最高の金字塔を樹立した表題作。『山越の阿弥陀像の画因』を併載。(裏表紙解説より) 読み終えるのに時間がかかった。古代についての知識がなさすぎィ! ある意味、斬新な本ではありました。日本の(...
古墳の闇から復活した大津皇子の魂と藤原の郎女との交感。古代への憧憬を掲示して近大日本文学に最高の金字塔を樹立した表題作。『山越の阿弥陀像の画因』を併載。(裏表紙解説より) 読み終えるのに時間がかかった。古代についての知識がなさすぎィ! ある意味、斬新な本ではありました。日本の(これまでの)文学(近大文学)とは毛色が違いすぎて。初めてだよこんな本。 象徴的かつ観念的な世界。信仰と奇跡と不思議と不気味が共存している。そこに含まれる人生論とか倫理は無いに等しい。 こわくて、ふしぎ。 感性で読む小説だな~ でもやっぱ読みにくい
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