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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2002/03/22 |
JAN | 9784122039858 |
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
ヘンリー・フォードの自著で日本語に翻訳されている物は少ないので本書はとても貴重だと思います。経営学を学んだことがある人はもちろん、そうでなくともフォードのT型モデルが成し遂げた成功物語は、多くの人がその断片だけでも聞いたことがあると思います。しかしT型を作ったことが彼の全てではあ...
ヘンリー・フォードの自著で日本語に翻訳されている物は少ないので本書はとても貴重だと思います。経営学を学んだことがある人はもちろん、そうでなくともフォードのT型モデルが成し遂げた成功物語は、多くの人がその断片だけでも聞いたことがあると思います。しかしT型を作ったことが彼の全てではありませんし、本書を読んで、人間ヘンリー・フォードに深く迫ることができてとても感銘を受けました。 本書を貫いてフォードが主張している「賃金動機」。これは、企業は利潤を生み出すために存在しているという「利潤動機」へのアンチテーゼであります。ただこの文言だけを見ると、フォードはあたかも従業員寄りの経営者なのかと思いきや、利潤は株主の物ではなく従業員の物でもなく、「大衆」に帰属するものである、ということでいわゆる「顧客第一主義」を貫いているわけです。企業は大衆が満足するサービスを提供する、利潤が生まれたら製品価格を下げて顧客が買いやすいようにする、そして潜在顧客でもある自社従業員の賃金を高める、これによって企業は栄えるというロジックです。 21世紀の米国企業を見ると、株主至上主義がいまだに勢いを持っていますし、それは日本にも流入しつつあります。しかしマイケル・ポーターがCSV経営(Creating Shared Value)と言い始めているように、米国でも株主至上主義は疑問を持たれ始めていて、やはり本当に正しいのはフォードのような考え方ではないか、大衆に対するサービスが第一で、利潤はその結果ついてくる、というのが真実ではないかと本書を読んで改めて思いました。その意味で、日本は周回遅れで株主重視主義やROE経営の波が来ていますが、これは間違った流れだと個人的には考えています。ヘンリー・フォードの人となり、思想といった人物像を描くために本書は必読だと思います。
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まさに経営の天才と言われたヘンリーフォードの経営論。ヘンリーフォードの凄さはこの本だけでは語れないはず。【印象的なことば】 ①企業の歩むべき真の道は、その使命に従い、当初から企業に信頼をおいていた人々、すなわち大衆へのサービスを追求することである。 ②心配すべきなのは、成長してい...
まさに経営の天才と言われたヘンリーフォードの経営論。ヘンリーフォードの凄さはこの本だけでは語れないはず。【印象的なことば】 ①企業の歩むべき真の道は、その使命に従い、当初から企業に信頼をおいていた人々、すなわち大衆へのサービスを追求することである。 ②心配すべきなのは、成長していない企業である。なぜなら、そうした企業は、サービスを提供していないからである。 ③私たちのまわりにあるものは、昨日の標準なのである。
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図書館にて借りた本。 自動車王ヘンリーフォードの経営や企業に関しての考え方がわかる本。 本質を突いてる点もあるが理解できないところもあった。 「企業(経営)の真の目的は大衆へサービスするためにある」 そのために、商品の値段を下げ賃金を上げること。 またフォードは労働者も大衆と...
図書館にて借りた本。 自動車王ヘンリーフォードの経営や企業に関しての考え方がわかる本。 本質を突いてる点もあるが理解できないところもあった。 「企業(経営)の真の目的は大衆へサービスするためにある」 そのために、商品の値段を下げ賃金を上げること。 またフォードは労働者も大衆とみなしていた、よって労働者も大衆と同じようにサービスすることを重要視した。 →これこそが経営の本質だと思うが、実際やるのは難しいと思う。 またフォードは慈善事業をよく思っていなかった。 慈善事業をするくらいならば、弱者に働く機会や能力を与えるべきだと考えていた。 この点は、カーネギーとの違い。 企業経営に携わる機会があればこの考えを踏襲していきたい。
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