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神の獲物 講談社文庫
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神の獲物 講談社文庫

C.J.ボックス【著】, 野口百合子【訳】

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神の獲物 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/03/14
JAN 9784062760058

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商品レビュー

4

12件のお客様レビュー

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2023/05/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ4作目。 『沈黙の森』、『凍れる森』ではまだ初々しさの残るジョーだったが、シリーズを重ね仕事に対する愛着、自信を育むと共に頼もしさ、ふてぶてしさ、そして厄介ごとのど真ん中に突っ込んでいかないと気が済まない気質も強まってきた感じ。 今回のテーマはキャトルミューティレーション(家畜惨殺事件)。 冒頭、娘達との釣りの場面で出くわしたムース(ヘラジカのこと?)の惨殺死体を皮切りに牛、次いで人間までもが被害に遭う事件が立て続けに発生。 少し前には隣のモンタナ州でも、さらには30年の時を遡るとFBI案件になるほどの同様の事件が起きていた。 過去にはただの自然現象と結論付けられる風潮もあったものの、カリン・スローターばりの残忍性、Xファイルばりの不可思議性から、エイリアンの仕業との憶測すら言及される。 そんな中、地道に、時に強引に自分のやり方を信じ調査をひとり(ときどきネイトに助力を求めながらも)続けるジョーがかっこいい。 意外性とか、斬新さはないものの、登場人物達の日常が徐々に変化・転換していく様(経済的な厳しさが拭えない猟区管理官という仕事に悩むジョー、家計を助けようと経理アドバイザーの仕事を始めるも家事が疎かになり家庭のバランスを崩してしまう妻メアリーベス、悪女のオーラをまといつつある義母ミッシー、絶妙な関係の中で親交を深めていくジョーとネイト)を描きながら進んでいく、シリーズの一作としての奥行きのある展開がまた続きを読みたくさせる。 ムースとかエルクとかプロングホーンとかの耳慣れない動物、色々な木々を引き合いに出しながらの大自然の描写が、インドア派の自分にはちょっとイメージしづらい難はあるものの、それは、より楽しむために調べたりすれば良いだけのこと。 次回に向けてちょっとイメージの引き出しを増やす予習をしておこうかな。 次は『震える山』。

Posted by ブクログ

2021/11/12

猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ、3作目。 異様な切られ方をしたムース(へら鹿)が発見され…? 猟区管理官とは、担当する広大な山野をパトロールし、狩猟や釣りの解禁時期や獲っていい数などの規則を守らせるのが仕事。 生き物には敬意を払い、無用な殺戮はせず食べられる分だけに留める...

猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ、3作目。 異様な切られ方をしたムース(へら鹿)が発見され…? 猟区管理官とは、担当する広大な山野をパトロールし、狩猟や釣りの解禁時期や獲っていい数などの規則を守らせるのが仕事。 生き物には敬意を払い、無用な殺戮はせず食べられる分だけに留めるべきだとジョーは考えていました。 外科手術のように切られた獲物が放置されることが相次ぎ、遂には人間にも被害が… 山に漂う気配までおかしくなっている? 一方、妻のメアリーベスは能力を生かして仕事を始めたため、家事や家族の相手をする時間に影響が出ています。 もともと優秀な妻をジョーは認め頼りにしているのだが、寂しさも少々。 長女のシェリダンは、鷹匠のネイトについて鷹を扱うレッスンを始めていた。 おしゃまな次女のルーシーは7歳。 あたたかな家庭に恵まれている様子に、ほっこり。 しかし、ささやかな悩みがいつの間にか、事件と連動し… 担当地区に家族で住んでいるのでやむを得ない面がありますが、幼い娘と妻という大事な家族を守り通すのもなかなか大変だ! 作品ごとに家族の年齢も変わり、事件のジャンルも風味を変えてあるようです。 今回はややオカルト風味? 理解を超える事態にも、愚直に立ち向かうジョー・ピケット。 コロナ禍を乗り切る助けになってくれたシリーズです。

Posted by ブクログ

2020/07/14

猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ第三弾。一作ずつジョーが逞しくなっていく、周りの圧力に負けす正義を行うのは変わらないが、内面的にしなやかになっている気がする。子供達の個性も際立ってきて成長が楽しみだ。またネイトとピケットやその家族との関わり合いも興味深い。この神の獲物はオカルト...

猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ第三弾。一作ずつジョーが逞しくなっていく、周りの圧力に負けす正義を行うのは変わらないが、内面的にしなやかになっている気がする。子供達の個性も際立ってきて成長が楽しみだ。またネイトとピケットやその家族との関わり合いも興味深い。この神の獲物はオカルト風味を取り入れていて、私的にそごがちょっと苦手な感し。

Posted by ブクログ

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