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ぼくが電話をかけている場所 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1986/01/01 |
JAN | 9784122012899 |
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ぼくが電話をかけている場所
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たまにあることがちゃんと書かれている。ほんとうにすごい。読んでいるときにしか読んでいるときの感覚に触れられないのもいいな。二度目に読むものもおおかったが、ちゃんと一度目だった。むしろ一度目のような感覚を失ってしまったら、この小説は読めないのかもしれない。 解説より。 「かつて私がかなり出来の良い短篇を書いた時、最初私の頭の中には出だしの一行しか浮かばなかった。何日間かその一行を頭の中でこねくり回した。『電話のベルが鳴った時、彼はちょうど電気掃除機をかけているところだった』という文章である。私はこの一行の中にはストーリーがつまっていて、外に向けて語られたがっている、と思った。 レイモンド・カーヴァーの文章と物語のプロセスを体験しているときの感覚、こちらに流れこんでくるもの、そのときの自分は好きだ。影響されたいし、書くものもそうしたくなるのだけれど、どうなんだろう、影響されやすいだけなのかもという懸念もありつつ。
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カーヴァーののこすしこりみたいな感情が心にずっとのこっていて、なんてことない短編ばかりなのになぜかけっこう覚えている
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「大聖堂」を読みたかったのだ。 先に奥さんのテスの作品を読んだからね。 単純に旦那さんの立場から書いてあるんだろうなと思ったけれど、けれど「単純に」ではなかったもちろん。 なんというか全編とても不安。幸せそうに暮らしている男性と女性がちょっとしたことでぎくしゃくしたり、ほころび...
「大聖堂」を読みたかったのだ。 先に奥さんのテスの作品を読んだからね。 単純に旦那さんの立場から書いてあるんだろうなと思ったけれど、けれど「単純に」ではなかったもちろん。 なんというか全編とても不安。幸せそうに暮らしている男性と女性がちょっとしたことでぎくしゃくしたり、ほころびができるあたりが、とても不安。でもうまいなあと思う。
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