実は悲惨な公務員 光文社新書

山本直治【著】

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2008/03/20
• JAN: 9784334034436

商品レビュー

2017/08/21

内容はあまり無い、薄い本。よっぽど公務員にシンパシーがないと読み続けられない。
しかし、心配ご無用。各章の最後にまとめのページがある。すばらしい。これで星を２つあげる。

2014/10/06

著者が元キャリアで、公務員転職などのコンサルもやっているというころで、一種の暴露本かとの野次馬で読んでみたが、そこまでは踏み込んではいなかった。
公務員と一言でくくってしまうこと自体が難しいのだろう。
しかし、自分の知らない色々なことがあるということは垣間見ることが出来た気がする。

2014/02/23

「公務員バッシングするなら、賢く、建設的なものにしようよ」というコンセプトで書かれた、公務員の実情を紹介している本。
国家公務員キャリア官僚の経歴を持ちながらも、独力で民間中小企業へ転身した著者だけに、経験や人脈に基づいた様々な公務員の実態に関する情報が紹介されています。

現在の官民のギクシャクした関係は、そのコミュニケーション不足に由来しているところが大きいという筆者の主張には同感なので、一般の方に正しいリテラシーをつけてもらうことは大事なのかなと思います。
ただこの本では、著者の経歴柄、やや立場が公務員寄りの「公務員も大変なんすよわかってくださいよ」という論調で、逆の「公務員も民間の声を聞くためにこうするべき」といった話は目立たなかったように思います。どちらかといえば民意を汲み取れない事情を説明するのに終始している印象。
また、論理展開的にかなり切り返しが多く（ジグザグドリブル的）て主張を読み取りづらかったこと、情報ソースが伝聞や経験によるものが多くて決定打に欠けること、公務員と一口に言っても本書の中では多分に国家公務員に偏っているように感じたことなどは、本の評価としてはマイナスしてしまうかなあというところ。

あとこの本、公務員まわりの人しか手に取らないだろなぁ…（遠い目