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ドストエフスキイ 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1973/10/25 |
JAN | 9784121003386 |
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ドストエフスキイ
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商品レビュー
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ドストエフスキーの五大長編: 罪と罰、白痴、悪霊、未成年、カラマーゾフの兄弟。加賀乙彦(2023.1.12没、93歳)がドストエフスキー(1821.10.30~1881.1.28、肺気腫、享年59)に迫ります。「ドストエフスキー」、中公新書、初版、昭48.10。ドストエフスキーは、おしゃれで綺麗好き、整頓好きでとても几帳面だったそうです。ポイントは癲癇という病と死刑・特赦の経験だと思います。癲癇は全身の痙攣と意識喪失発作で死の体験と酷似。死刑・特赦は5分間の時間の異常な凝縮、恐怖と密着した歓喜の情。
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「小説論なのか病跡学なのかわからぬ鵺みたいなものを私は書きたいと思っている」と述べられているように、小説家であり精神科医である著者が、ドストエフスキーの作品世界に立ち入り、登場人物やドストエフスキー本人の心理と性格について語っています。 ドストエフスキーがペトラシェフスキー事件...
「小説論なのか病跡学なのかわからぬ鵺みたいなものを私は書きたいと思っている」と述べられているように、小説家であり精神科医である著者が、ドストエフスキーの作品世界に立ち入り、登場人物やドストエフスキー本人の心理と性格について語っています。 ドストエフスキーがペトラシェフスキー事件に連座して死刑判決を免れたことや、彼が癲癇の発作に苦しめられていたことはよく知られています。本書は、そうした事実について精神科医の立場からの考察をおこないながら、これらのエピソードがドストエフスキーの創作態度とどのように結びついていたのかを論じています。 ドストエフスキーの作品に登場する人物に、ラスコーリニコフとスヴィドリガイロフの二つの系列を見るのはたしかに納得ができるのですが、両者の性格をそのようなかたちで対比的にあつかうだけで、物語のなかで彼らがどのようにかかわっているのかというところにまで考察がおよんでいない点に、やや不満をおぼえました。
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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