東京パケ買い手みやげ案内 ニッポンのごちそう

東京地図出版(その他)

• 販売会社／発売会社: 東京地図出版
• 発売年月日: 2008/03/10
• JAN: 9784808585068

商品レビュー

2010/03/04

「手みやげ、贈り物って難しい」実感することがしょっちゅうある。贈るにしても頂戴するにしてもだ。

つい先日も、午後に来客があるので、生ケーキを買っておいた。紅茶でも飲みながらケーキを食べて話をしようと、多めに買っておいた。するとどうだろう、あちらもケーキ持参でやって来た。しかも夕方の5時近くに。これじゃ、食事も出さなきゃ。出前か。でも、日曜日、今頼んでも時間がかかる。あ〜ぁ。前もっての確認不足がいけないのだけれど、気の置けない友ではなく、何年かぶりで会う方と初めて来る方にあまり細かく訊けないということもあったらしい。でも、そんな失敗はよくあること。

そんなことを思い出しながら本書を眺めた。
本書は目のつけどころが新しい。ちょっとだけ。スイーツ･ガイド本は数あれど、パッケージ・デザインに注目して選んでいるのは珍しい。

洗練されたシックでお洒落な佇まいのものがあるかと思えば、微笑を誘うくらい可愛いのがあったり、職人気質の厳格さや伝統を感じさせる凛としたものがあったりと、どれもこれも素晴らしく美しい。ずばり、「見た目にも美味しい」ものばかり。
100のお店から約180点の美味しい物が紹介されている。
焼き菓子、チョコレート、飴・砂糖菓子、生菓子・和菓子、その他にジャム、はちみつ、パン、茶など、どれもこれも自分が貰ったならとても嬉しいものばかりだ。
お菓子がおさまっている缶や箱だけでなく、包装紙や手提げ紙袋まで写真がのっている。こういう手提げ紙袋は女性には捨て難いそうだけど、その気持ちがよくわかる。過剰包装は避けなければいけない風潮だけれど、う〜ん。これだけ素敵だと、大事な方に贈るときだけは目を瞑りたくなる。

本書で、贈答品の選び方に、また新しい視点が加わった。あとは、自分も食べてみて味を確認しなければいけない。絶対に。贈り物の基本は、「自分が食べて美味しいもの」が絶対条件だと思うから。

喜ばれそうなもの抜粋メモ
【焼き菓子】
◆資生堂パーラー「花椿ビスケット」
◆ﾛｲﾔﾙ ｺﾍﾟﾝﾊｰｹﾞﾝ「コーヒー紅茶クッキーセット」
◆洋菓子舗ウエスト「ドライケーキ」
◆ラ・メール・プラール「バタービスケット」
◆ジェラール・ミュロ「ロッシュブラン」
◆ジェラール・ミュロ「ショコラアマンド」
◆ブールミッシュ「パルミエ」
◆シェ・シーマ「パリゼット」
◆シェ・シーマ「リヨンの繭」
◆タントマリー「カマンベールチーズケーキ」

【チョコレート】
◆デメル「ソリッドチョコ　猫ラベル」
◆テオブロマ「キャビア」
◆ベルアメール「パレショコラ＆マンディアンギフト」

【生菓子】
◆ｷﾙ ﾌｪ ﾎﾞﾝ「季節のフルーツタルト」
◆Tops「チョコレートケーキ」「生チーズケーキハード」

【和菓子】
◆銀座　鹿乃子「花かのこ・花化粧箱」
◆空也「空也もなか」
◆満願堂「芋きん」
◆浅草むぎとろ「とろりんとう」「三代目」
◆銀座菊廼舎「冨貴寄」
◆舟和「芋ようかん」
◆さゝま「松葉最中」
◆竹隆庵岡埜「こごめ大福」
◆桜みち「どらやき」

【その他】
◆ペリカン「食パン」「ロールパン」
◆メルヘン「サンドイッチ」
◆赤トンボ「サンドウィッチ」
◆明月堂「甘食」
◆ミディ ア ミディ「コルヌ」「パンボヤージ」
◆茶・銀座「しゃん」
◆ｶﾚﾙﾁｬﾍﾟｯｸ紅茶店「ｶﾚﾙﾁｬﾍﾟｯｸエブリディ」
◆ｶﾚﾙﾁｬﾍﾟｯｸ紅茶店「クイーンズアップル」