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探偵小説の父 森下雨村
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探偵小説の父 森下雨村

森下時男(著者)

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探偵小説の父 森下雨村

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本地図共販
発売年月日 2007/11/01
JAN 9784903347066

探偵小説の父 森下雨村

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2018/01/31

森下雨村の二男が書いた伝記。平成18年に高知新聞に連載した原稿を加筆修正したもの。 森下雨村と言うと、博文館で新青年の編集長をやって、江戸川乱歩や横溝正史ら今も有名な探偵小説家を数々見いだした人、という超ザックリな知識は推理小説好きだと自然とどっかの解説なんかで読んで知る事なん...

森下雨村の二男が書いた伝記。平成18年に高知新聞に連載した原稿を加筆修正したもの。 森下雨村と言うと、博文館で新青年の編集長をやって、江戸川乱歩や横溝正史ら今も有名な探偵小説家を数々見いだした人、という超ザックリな知識は推理小説好きだと自然とどっかの解説なんかで読んで知る事なんですが、今回、この伝記を読んでいろいろ細かい出来事が補完されてすごく面白かった。 師匠は馬場孤蝶。土佐佐川の豪農の家に生まれ。上京して早稲田高等予科へ入り、片上伸に英語を学び、卒業後はやまと新聞→博文館と……。その間に関わった人達の凄いこと。 そして博文館編集となった以降は、これまた今度は作家、翻訳家達の顔ぶれの凄いこと。そりゃ最終的に天下の博文館編集局長まで務めたわけだから交友範囲が探偵小説関係だけでなく、純文学や大衆小説の先生方にも広がりますよね!という話で。 大正時代は博文館が出版社の一大勢力だった時代、新青年の創刊(当初の路線から徐々に探偵小説雑誌へと路線変更していく流れ)、不木との交友、小日向(今の茗荷谷辺りですね)が文士村ならぬ博文館村に、渡辺温と谷崎潤一郎の話、博文館をクビになった裏事情、専業作家となり、高知へ引っ込む流れ…… どのエピソードも興味深く、推理小説好きだと楽しめること請け合い。 横溝正史と仲良しだったり、野尻抱影(星座の本でお世話になった…)と友人だったり、乱歩と浅草ストリップの楽屋へ遊びに行ったり、拾い上げるネタが多すぎて凄い本でした。

Posted by ブクログ

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