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罪と罰(下) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1973/11/10 |
JAN | 9784122000490 |
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罪と罰(下)
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この小説が面白いのはラスコーリニコフが、感情的になって法を犯し後から理性に苛まれるのではなく、むしろその逆の過程を辿るということだと思う。 ラスコーリニコフは思想に基づき綿密に練った計画を理性的に実行し、不測事態にも冷静に対処し完全犯罪を成し遂げる。 知性の勝利! と思うが早いか...
この小説が面白いのはラスコーリニコフが、感情的になって法を犯し後から理性に苛まれるのではなく、むしろその逆の過程を辿るということだと思う。 ラスコーリニコフは思想に基づき綿密に練った計画を理性的に実行し、不測事態にも冷静に対処し完全犯罪を成し遂げる。 知性の勝利! と思うが早いか「想定外」の感情がラスコーリニコフに芽生え、結局自爆。 その心理的過程が実に細かく描写されているため、ラスコーリニコフには全編通して共感できた。 『罪と罰』は追体験という、小説の醍醐味が存分に味わえる作品だ。
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