金三角 アルセーヌ・リュパン・シリーズ 創元推理文庫

モーリス・ルブラン(著者), 石川湧(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 1973/01/09
• JAN: 9784488107062

商品レビュー

2024/07/13

1917年発表。前作『オルヌカン城の謎』に続き、第1次世界大戦中の作品。本作でアルセーヌ・ルパンは、報国のため、そして虐げられた者を救うために凶悪残忍な怪人物を相手取り奮闘する。いつも通り、胸のスカッとする爽快な活躍劇が中心だが、ルパン以外の登場人物の織りなすドラマが熱い。戦傷で障がいを負った将校パトリス大尉を始め、相棒ヤボン、看護師コラリー、元判事デマリオンなど、ルパンの活躍を妨げない影の功労者たちの存在が物語の肝になっている。謎と解決においても、作者のミステリ愛とリスペクトが感じられるプロットが良い。

2016/02/10

小学生の時、子供用の『黄金三角』というタイトルのものを読んだ。
色々省略されていたのか、あまり面白くなかった気がする。

ワクワクも少なく、ちょっと社会派な印象。
しかし、久しぶりにルパンものを読んで、楽しかった（●＾o＾●）
小学生の時の理想の男性像はアルセーヌ・ルパンだったので…。

2012/07/24

2+
先日読んだ「奇巌城」よりは面白かったが、それでも大半は退屈。それにしても皆うんざりする程よく喋りますね。

*****
黄→緑→赤→黒→金→？
“金”は反則かなとも思ったが、こんな機会でもないと読まないと思ったので、無理矢理ねじ込んだ次第。