二つの微笑を持つ女 アルセーヌ・リュパン・シリーズ 創元推理文庫

モーリス・ルブラン(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 1972/11/24
• JAN: 9784488107116

商品レビュー

2018/05/25

絶句…。
冒頭の不可能興味溢れる殺人事件の真相が、隕石に当って死んだだって!?馬鹿にすんなよなぁ～!!
今までの読書体験を全て無にするような脱力感に捉われた。

ただ今回初めて気付いたのだが、恋をしている時にフランスミステリの、普通ならば鼻で嗤ってしまうような愛の囁きが自分の心にビンビン響いてきた。特に「アントニーヌ、笑って下さい」の台詞は感性に直撃だった。
唯一、その事実に気付いたことが何よりもの救いだった。

2013/07/13

15年前に何者かに射殺された歌姫エリザベート・オルネン。彼女のイミテーションの首飾りの盗難。事件後現場の城を買い取ったデルルモン公爵。15年後パリの駅でギャングの親分ポールの情婦クララを待ち受けるゴルジュレ警部。ゴルジュレを出し抜きクララを救うラウール。デルルモン公爵の娘アントニーヌと名乗るクララ。クララを巡るラウールとゴルジュレ、ポール親分。ポール親分との駆け引きの中でポール親分を刺してしまうクララ。逮捕されたクララ。ラウールとゴルジュレの取り引き。クララの告白。アントニーヌの存在。エリザベート・オルネンの殺害事件の捜査とリュパンがかたる犯人「ペルセウス」。

2012/05/19

初めてのアルセーヌ・リュパンシリーズだったが、
もしかしたら他のが良かったのかも。
それなりにリュパンの良さは見えたのだが。。
作中に「モンテ・クリスト」についての記述が出たのにびっくり。
自分がまさに「モンテ・クリスト」を読み終えたばかりだったので。
とりあえず他の回を読んでみよう。