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ランジェ公爵夫人
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/03/10 |
JAN | 9784087734638 |
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ランジェ公爵夫人
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『十三人組物語』の第二話です。 冒頭、バルザックはこの作品を---フランツ・リストに捧ぐ---と書いています。 ちなみに『フェラギュス』は、エクトール・ベルリオーズへ、第三話の『金色の眼の娘』は、ウジェーヌ・ドラクロワに捧げられています。 2007年ジャック・リヴェット監督が映...
『十三人組物語』の第二話です。 冒頭、バルザックはこの作品を---フランツ・リストに捧ぐ---と書いています。 ちなみに『フェラギュス』は、エクトール・ベルリオーズへ、第三話の『金色の眼の娘』は、ウジェーヌ・ドラクロワに捧げられています。 2007年ジャック・リヴェット監督が映画化した『ランジェ公爵夫人』が、日本でも公開された。 書籍も工藤庸子さんの翻訳で刊行されました。表紙がロダンの《ラ・パンセ》でセンスがとてもいい。《ラ・パンセ》は書くまでもなくカミーユ・クローデルをモデルに制作した作品です。 バルザックの結婚歴は死去する少し前のハンスカ夫人との婚姻だけだが、彼の女性遍歴はデュマやユーゴーと同じくご立派である。 淡い初恋を除外した事実上のはじめての大人の恋の相手のベルニー夫人は、20歳以上も年上の女性で、母親のごとく慕い『谷間の百合』の主人公のモデルにしている。 『ランジェ公爵夫人』はベルニー夫人との別離ののちに恋愛関係となったド・カストリー夫人がモデルとされている。 才気と美貌に溢れる公爵夫人の虜になったモントリヴォー将軍は、公爵夫人にいいようにあしらわれているが、そのことにすら気付かない。 知り合いの忠告でやっと、自分が、公爵夫人に焦らされ、遊ばれているだけだとわかり、夫人の寝室に忍び込むが冷たくされ、将軍は復讐心を抱く。 十三人組の仲間の力を借りて公爵夫人を拉致し、額に十字の焼き鏝を押すつもりだったが、真実の愛を誓う夫人にそんな復讐も断念してしまう。 公爵夫人は、その後、地中海のある島のカルメル会修道院で過ごしていたが、夫人のことが忘れられなかった将軍は、5年の時を経て修道女となった元公爵夫人と再会する。 将軍は、彼女をずっと探し、各地を転々としていた。 彼が、夫人を発見するのは修道女となった彼女が弾くオルガンの調と歌声であるあたりロマンチストのバルザックらしい演出だと感じる。 パリで、ド・カストリー夫人又はその他の貴族の夫人たちが弾いた場面を甘美的美しさとして記憶し、小説のなかで昇華しているように思った。 結局、物語は、ハッピーエンドではないのだが、ド・カストリー夫人とバルザックとの恋路を知って読むととても面白く感じられる作品といえる。
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去年だったか、映画化された作品ですね。 映画を見逃したので読んでみました。 社交界の華・ランジェ公爵夫人に恋してしまった モンリヴォー将軍は、公爵夫人を我がものにせんと 頑張るわけですが、公爵夫人はあれこれ理由を つけてかわし、将軍を翻弄します。 ついに痺れを切らした将軍はある...
去年だったか、映画化された作品ですね。 映画を見逃したので読んでみました。 社交界の華・ランジェ公爵夫人に恋してしまった モンリヴォー将軍は、公爵夫人を我がものにせんと 頑張るわけですが、公爵夫人はあれこれ理由を つけてかわし、将軍を翻弄します。 ついに痺れを切らした将軍はある夜公爵夫人を 誘拐し恐怖させます。ところがこれを切欠に公爵夫人は 自分がいつの間にか将軍に心奪われていた事に気付き、 何とかまた将軍が自分のところへ戻ってくるよう 努力しますが、将軍からはなしのつぶて。 狂おしい恋に疲れ果てた公爵夫人は手紙をしたため、 将軍に伝言を託しますが。。。 二人はこの後、「え?そんな理由で?」という事で すれ違い、ラストに至っては「それでいいのか?!」と いった感じで終わるわけですが…全体的には面白く読めました。
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