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雨・赤毛 モーム短編集1
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雨・赤毛 モーム短編集1

サマセット・モーム(著者), 中野好夫(訳者)

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雨・赤毛 モーム短編集1

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1983/11/01
JAN 9784102130087

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商品レビュー

3.9

67件のお客様レビュー

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2010/05/28

降り続く雨と人間心理…

降り続く雨と人間心理の変化、小説って面白いなあと、すごいなと思いました。

文庫OFF

2010/05/28

南海を舞台にした代表…

南海を舞台にした代表的な三篇の短編集。どの作品も最後のオチが切り口が鋭く独特の読後感が残ります。年代を感じずにすらすら読める翻訳も好感が持てます。「赤毛」に描かれた愛するということも時の経過故の人の変わりようには勝てないという事実はいつの時代も共通のようですね?

文庫OFF

2026/05/25

太平洋の島々を舞台とした南海ものと呼ばれる短編3篇。 当時それらの地域は列強の支配下に置かれ、資源や土地・労働力などを搾取されていた。現地の文化を蔑視し強引に“キリスト教化”を推し進める宣教師が本書には登場するが、それはモームの見た植民地支配の実情であっただろう。 一方で、白人社...

太平洋の島々を舞台とした南海ものと呼ばれる短編3篇。 当時それらの地域は列強の支配下に置かれ、資源や土地・労働力などを搾取されていた。現地の文化を蔑視し強引に“キリスト教化”を推し進める宣教師が本書には登場するが、それはモームの見た植民地支配の実情であっただろう。 一方で、白人社会もまた一枚岩ではない。属する階級が違えばそこには明確な上下関係があり、文化と価値観の断絶がある。差別意識に基づいた理不尽で重層的な支配とそれに対する反発が、閉鎖的な環境のなかで抑圧を高めていく‥というのが、南海ものの多くに共通する構図だと思う。 久しぶりに読み返して、ここにモーム自身の差別意識があることに気がついてしまった。モームは支配のあり方については批判的な視線を注いでいるが、支配そのものについてはなんの疑問も持たず、当然のこととして受け入れている。この無批判な姿勢は、迂闊な読み手のなかで無意識の差別を再生産していくだろう。まさにそれが自分に起こっていたことにも気づき、じんわりとショックを受けている。もちろんモームだけのせいではなく、今まで読んできたすべての本が自分を形作っている。なんと恐ろしいことだろうかと思う。 モームが描くのは矛盾をはらんだ人間の姿そのもの。その普遍性ゆえに時を超えて語りかけてくるおもしろさがある。一方で彼もまた時代の子であり、現代の目で見て問題がないわけではない。結局は読み手が問われている、といえばその通りだが、それはだいぶ厳しい話。場合によって翻訳者があとがきになんらか言及するのが必要ではないかと思った。本書の訳出は1959年と相当以前なので仕方がないかもしれないが、これ以降に訳されたものにはなんらかひとことほしいところだ。もうあるかも。ありますように。 翻訳についていえば、書物に囲まれて暮らす知識人階級の一人称は「俺」ではないだろうと思った。

Posted by ブクログ

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