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日本人として知っておきたい地名の話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
| 発売年月日 | 2008/02/25 |
| JAN | 9784620318608 |

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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
なんとなく「そんなもんか」と素通りしていた【地名】。たしかに変な読み方だったり、大昔の出来事に由来しているのかな?と感じるものがあります。せめて自分に縁がある地名の由来くらいは把握しておきたいところ。それにしても変わった地名が多いですね。 「青森県」…どんな森なのか?など地名に...
なんとなく「そんなもんか」と素通りしていた【地名】。たしかに変な読み方だったり、大昔の出来事に由来しているのかな?と感じるものがあります。せめて自分に縁がある地名の由来くらいは把握しておきたいところ。それにしても変わった地名が多いですね。 「青森県」…どんな森なのか?など地名に入っている文字に疑問を持ち、調べていくスタイルの本書。これだけ珍地名があるのによく調べたなぁと感心しきり。とはいえ結局不明なままの地名もある。『古事記』『日本書紀』の時代からある地名もあり、それだけ大昔から使われていきた名前なんだと歴史に思いを馳せます。北日本はアイヌ語由来の地名も多いのね。また、もとあった地名の文字を縁起のよい好字に変えた(例:茨木→茨城)場合もあるし、好字二字令という制度もあったそう。おもしろいなあ。 メモ ・「北海道」は蝦夷地からの新名称の案候補から選ばれた。「北加伊道」。ちなみに「カイ」はアイヌが自らをカイとよび、蝦夷もカイと読んでいた。 ・「奈良県」は『日本書紀』に官軍が草木を踏みならした山が「那羅山」だった説と、平にすることを「ならす」といい、奈良盆地がゆるやかな傾斜をもつ平地であるという説がある。 ・「佐賀県」は「栄の国」で栄郡→佐嘉郡になった。佐嘉川の氾濫を沈める知恵を考えた女をたたえて賢女(さかしめ)郡にしたという説もある。 佐賀県は12年のあいだに3回消滅した。 ・アメ横は「アメリカ横丁」という説と「飴屋横丁」という説があるが、後者が有力。 ・「国立駅」は国分寺駅と立川駅の間にある駅として名付けられているが、その駅名がのちに地名になっている。地名が駅名になるケースは多いが逆は非常にまれ。 ・「信濃川」は長野県を流れているときは「千曲川」で新潟に入って「信濃川」になる。奈良を流れる「吉野川」は和歌山県では「紀ノ川」になる。 ・お台場や御徒町など「お」がつくのは幕府に関係している。台場はペリー来航に備えて幕府がつくらせた砲台、御徒町は幕府の徒士組(歩兵隊)の屋敷があった。 ・飛鳥を「あすか」と呼ぶのは『万葉集』に「飛ぶ鳥の明日香の里をーー」という歌があり「飛ぶ鳥の」が「明日香村」の枕詞として使われていたから。
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今日はあの震災と原発事故が起こってから12年。 月日が立つのは早いものだ。 原発の事故処理は、まだ初期段階で終わってはいない。 福島県は一番被害を受けたが、島でもないのにどうして福島なのか? 県庁所在地の福島市は、中世からの城下町だった。古くはスギ...
今日はあの震災と原発事故が起こってから12年。 月日が立つのは早いものだ。 原発の事故処理は、まだ初期段階で終わってはいない。 福島県は一番被害を受けたが、島でもないのにどうして福島なのか? 県庁所在地の福島市は、中世からの城下町だった。古くはスギノメ(杉目、杉妻)という地名だったが、文禄2年(1593)に蒲生氏郷(がもううじさと)の家臣、木村氏がここにやって来て、杉目城(すぎのめじょう)を福島城という縁起のいい名に変えたそうだ。 イタコで浮かんでくるのは、青森県の恐山にいるあの方たちと、最近亡くなった「ハッピーサイエンス」の教祖様が「霊言」と称して古今東西の有名人が語ったとされることを本にして発売しているのをネットで「イタコ芸」とやゆしているくらいだな。 恐山はもともと宇曽利山(うそりやま)と言った。 ウソリとは「湾の内側」を意味するアイヌ語のウソ・ル、または「入江・湾」を意味するウショロに由来する説がある。 恐山のオソレは動詞のオソフ(襲う)で、山が重なった要すや崩壊地形をいみしている説もある。 恐山という「舞台」でやるからいいのであって、渋谷ハチ公前でやったら交番行きだな。 読めない地名は全国にある。その1つに「小田」がある。 こんなことを書くと「何でやねん、アホちゃうか」と絶叫されそうだが、「ヤナイダ」と読む地名が滋賀県米原市にある。伊吹山の麓に位置する集落。 もとは湿潤地で柳が生えていたそこからヤナイダと言う地名になり、漢字で「梁田」と書いた。それが後に「小田」になった。 気になるのは「梁田」が「小田」へ変わった理由だ。 まさかのネズミが関わっていた。ネズミが「梁田」と書かれた文書の「梁」の部分をかじってしまった。その結果「梁」の上の部分がなくなり、下の「小」の部分だけが残り、「小田」になった。 そんなオチがあったとは思わずズッコケそうになった。 地名を巡る話は興味深く、尽きることがないなあ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
良書です。作者は調べた史実をシンプルに紡ぎながら各地名を紹介しています。 地名本でありがちな、その土地に対して恐怖心などを煽ることもせず、アイヌ語などの他言語に頼ることもせず、個人的感情で文章が偏ったり流されたりもしていません。どこからページを開いても楽しめます。 ただ個人的には、地名とともにせめて高低差や旧道を簡単にでも示した地図をもっと掲載したほうが、より地名の由来に想いを馳せることができたと思います。 あと、大まかな地名と小字クラスの地名の扱いがあまりにも差がありました。地名好きとして、もうちょっと小字クラスの地名にも愛情が欲しかったです。
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