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ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ 文春新書
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ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ 文春新書

青柳いづみこ【著】

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ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/02/20
JAN 9784166606221

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商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2025/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の様なクラシック初心者には全力でオススメです。 本書は「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」を副教科として使い、クラシック音楽家の世界をかなり赤裸々に解説しています。 例えば、日本では毎年約6,000人が音大に入学しますが、クラシック演奏家の場合、演奏だけで300万円以上の年収があるのは全体の0.05%のみ。音楽コンクール優勝者レベルのソリストでも1公演の取り分は、もろもろ差し引き50万円前後。演奏による年収が1,000万円を超えるのは数十人、一流オケやサントリーホール、オーチャードホールでよく名前を見る人たち。300万円〜1,000万円のアーティストは1,500人で、N響以外のメジャーな交響楽団の団員もこのくらい。フリーや小さなオケの団員なら300万円以下で5,000人、さらに収入ゼロが2万人。(2006年「週刊東洋経済」記事より) 音大卒業後は半数以上が一般企業に就職、音楽の道に進んでもアルバイトや音楽教室をしなければ生計が立たない。そうした意味では、ピアニストに限らず音楽家という職業はほとんど不良債権(支出が収入を上回り投資効率が悪い)と言える。 では、彼らはなぜそんな茨の道を選ぶのか? 「身震いするほどの感動が体験出来る。そして音楽愛がすべての苦労を浄化してくれる」 我々の知らないそんな音楽家の心の叫びを、マンガの登場人物たちが代弁している。作者の狙いは、音楽マンガを語ることで、音楽家のリアルな気持ちを読者と共有したいということでした。 全編が面白いのですが、以下は私の備忘録的メモ。 ・ショパンのほとんどの作品は、即興演奏のあとで楽譜に記されたもの ・優勝または入賞したら即プロになれるのは、チャイコフスキー(4年に1回)、エリザベート(4年に1回)、ショパン(5年に1回)、リーズ(3年に1回)などのコンクールのみ ・ショパンコンクールでのポゴレリッチ「マズルカ」の超絶技巧の演奏は、曲の解釈が伝統的ではないという理由で、25点満点で5点以下の採点者がいた(25点満点の通常の審査では、水準以上なら20点、平均なら17~18点、水準以下でも12~13点というのが相場だそうです) ・指揮者の違いでオケが鳴ったり、鳴らなかったりするのは、指揮者の人間性による。指揮者が個々の奏者の音楽性、色彩感、音程、テンポ感の違いを感じ取ってひとつにまとめて、最適な音を引き出す。 ・カール・ベームがウィーン・フィルとブラームス2番を演奏中、突然会場が停電になるも、指揮も楽譜も見えなくなった状態で団員たちは記憶を頼りに最後まで交響曲を完奏してみせた ・「のだめカンタービレ」のあるシーン 小さい頃から才能のカタマリだったのだめは、いつも周りからもっと練習して上を目指せと言われ続けていたが、大人になっても自由奔放なピアノを批判される。 のだめ「自由に楽しくピアノを弾いて何が悪いんですか!?」 千秋はのだめの才能のためあえて厳しい言葉を言う。そして怒って実家に帰ってしまったのだめの居ない空っぽの部屋で千秋はつぶやく。「いいも悪いも…それじゃあ、俺が聴けなくなるじゃねーか!!」 のだめの一番のファンは千秋でした。ちゃんちゃん。

Posted by ブクログ

2021/10/27

のだめとピアノの森を読んでからもう一回読みたくなった。 もし、仮に、ピアニストになりたいって思う子になったらもう一度読み返そう。 ピアノの苦悩を描きつつ、面白さも伝えてくれている。

Posted by ブクログ

2021/01/06

読みやすいエッセイ。漫画をすでに読んでいるので、ウンウンと頷きながら読めた。漫画を知らないとわからないかも。個人的に第8章の音楽は人間が出る に共感。うちの子のピアノはフランクなんだなー。女子だけど。

Posted by ブクログ