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読ませる技術 コラム・エッセイの王道
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2001/03/22 |
JAN | 9784838707980 |
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
日々楽しく(#^.^#)本の感想を書いたり、日常のできごとなどを綴ったりしているのだけど、果たしてそれは人に読んでもらえる文章なのか!!?? もう、なんてコワいことを山口さんはおっしゃるんでしょう。(汗). 新聞の投書欄を見て、環境問題でも教育論争でも、なんでこんな誰でも...
日々楽しく(#^.^#)本の感想を書いたり、日常のできごとなどを綴ったりしているのだけど、果たしてそれは人に読んでもらえる文章なのか!!?? もう、なんてコワいことを山口さんはおっしゃるんでしょう。(汗). 新聞の投書欄を見て、環境問題でも教育論争でも、なんでこんな誰でも言うことをさも自分だけが気が付いたように得々と述べているんだろ、(で、なんでそれが掲載されるんだろ)と思うことは多々あったのですが・・・・。 それを山口さんは、半分はたんなる正論、後の半分はたんなる俗論、とばっさり斬って捨てられる。 ・・・ここで人の悪い、あはは・・という笑いを漏らしたことはここだけの話にしておいてもらうことにして(汗)、安易に“庶民”という言葉に寄りかかって正義を振りかざすな、とか、“科学する心”を一般人に(たとえ善意とはいえ)説くなら、せめてノーベル賞をとってからにしなさい、とか、文章の書き方一般の話というよりは、チリッと思っていたことを活字にしてもらった気持ちよさ。 とはいえ、なんか、ひとごとのように笑ってられたのも最初のうちだけ。それも、それらのことをちゃんと踏まえて私は書いておりましたよ、なんてもんではなくて、世相を嘆く文章より身の回りの能天気話を書くのが好きだという、ただ場が違うというだけの話だったんですよ。 で、読み進むにつれて徐々に我が身に火の粉が降りかかってくるのを感じ、おいおい!と狼狽えるじゅんでありました。 一番、ドキッとしたのは、 何が書きたくてその文を書いているのか、と提示された例文。 フランスの旅先で出会った犬と青年の話という体裁ながら、その前のぐだぐだとした“いらない情報”をカットしなさい、と指摘され、でもそのぐだぐだこそ彼女の言いたいことだったのではないか、と。 その前半には、 格安チケットが手に入ったことや、 「モネの家」に行こうとしぶる夫をせかしたこと。 そして何より、 夫の仕事でパリに滞在して20年が経つ。 という文が。 つまり、 “犬の話も書きたいことは書きたかったのだろうけど、その前提となる「大きな物語」との関連の中で書かれなくては意味がない、と思っているのでは。 なにを書いても「自分史」になる。どんな体験にも自分の人生とのつながりを反映させないと気が済まない。” とまで言われて、もちろんこの場合の「自分史」とは文章を書く際に退けなければいけないものの代表という扱いです。 そして、人間の常として、自分史には意識的であっても、無意識であっても“自慢”というものがまとわりつく。 それはたぶん、シンプルな学歴自慢、容姿自慢、金持ち自慢、というものから、逆に、ヤンチャ自慢、貧乏自慢、といったちょいとひねったもの、そして、私が一番気をつけなくちゃいけないな、と思ったのは、何を書いても、 私って優しい人でしょ、 あるいは、 私ってものの分かったいいお母さんでしょ、 でも、おっちょこちょいなところもあって案外可愛い人なのよ。 という気持ちが透けてみえるようなもの。 どんなに上手に隠しても、その文を書く目的がそれだったらほんの一行入っただけで、読者は敏感にその匂いを感じ取り、鼻につくものになってしまう。 前述の女性の 夫の仕事でパリに滞在して20年が経つ。 が、もしかして一番言いたいことだったのでは、と看破されてしまった文章のように。 今すぐ役に立つような技術的なあれこれも面白く読んだのですが、 ついつい自慢したがりだなぁ、と自分でも思っている私には、そっか、これまでのあれもこれも、みんな見抜かれていたの?? あるいは、そんな風に受け取られていたの?? なんてね。 さりげなく自慢を潜ませるという厭らしさを例文として見せられると、冷や汗三斗! ちょうどいい自戒の一冊になりました。(#^.^#) そして、〆の文句は一般論でまとめない。それこそ、誰にでも書けるものになってしまうから。 ということで、ちょっと尻切れだけどここで感想をやめておくことにします。(汗)
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仕事ではコミュニケーションに文書を書くことは不可欠であり、自分のメモではなく、伝えたい人、すなわち読み手にわかりやすい文章が日々問われている…、とか考えて読んだら、全く対象が違った(笑) しかし、文章作成の指導ポイントがきっちり入った本書は、切れ味良く、参考になった。エッセイやコ...
仕事ではコミュニケーションに文書を書くことは不可欠であり、自分のメモではなく、伝えたい人、すなわち読み手にわかりやすい文章が日々問われている…、とか考えて読んだら、全く対象が違った(笑) しかし、文章作成の指導ポイントがきっちり入った本書は、切れ味良く、参考になった。エッセイやコラムや自分史を書きたい人だけでなく、会社人にもすすめたい。
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うまい文章の書き方を知ろうとすると、気が遠くなって挫折する。まず小さなステップから、ひとつひとつのエッセンスを取り入れることで、「まずい文章を書かないコツ」はつかめるかも知れない。
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