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チベット旅行記(1) 講談社学術文庫263
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1978/06/10 |
| JAN | 9784061582637 |

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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
明治時代、死を覚悟で仏教原典を求めてチベットへ赴いた河口慧海の旅行記。当時チベットは厳しい鎖国を敷いており、入国不可能と言われていた。 日本での準備からダージリン、ポカラなどを経て高山帯からチベットへ入り、カイラス近くの巡礼路へ至るまでの記録。ダージリンでチベット語を学んだりという準備だけで三年後を費やしている。苦難の数々は同じようなことでもあるが、道行きの必然だからつい先を読んでしまう。不思議に面白いのはやっぱり本当のことだからだろう。挿し絵も異常に上手で楽しかった。
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禅宗(黄檗宗)の僧であった著者が、20世紀初頭、鎖国中のチベットへ旅した時の紀行文。 旅、といっても物見遊山ではない。海を越え、山(ヒマラヤである)を超え、川で溺れ、雪にまみれ、あれ?これって20世紀のお話なんだよね?と時々錯覚を起こすほどの未開の大地を踏み、猛獣の声におののき...
禅宗(黄檗宗)の僧であった著者が、20世紀初頭、鎖国中のチベットへ旅した時の紀行文。 旅、といっても物見遊山ではない。海を越え、山(ヒマラヤである)を超え、川で溺れ、雪にまみれ、あれ?これって20世紀のお話なんだよね?と時々錯覚を起こすほどの未開の大地を踏み、猛獣の声におののき、なにより人間に警戒しながら、約6年をかけ、約4,000kmの道のりを踏破した、遙かなロングドライブの記録です。 当時チベットは、欧州などの外圧から自らの宗教(すなわち国)を守るため、厳しい鎖国政策を敷いていた。外国人の入境はほとんど不可能と言われていた。それをただ、漢訳の仏典では解釈がまちまちでわからん、より原書に近い教典を、との一心で向かっていく。 まわりが危険だからと止めるのも「猛獣や盗賊に遭って殺されるならまた定めである」と斥け、溺れそうになっては「親類縁者への感謝と仏法を広めるために生まれ変わりを祈る」と覚悟を決め、荷物を亡くしては「(西洋のものを)持たぬがよかろうと仏陀の差配」と思い定める。心が座っている。 紀行文にいちいち仏法は書いてないんですが、覚悟そのもの、往き方そのものがすでに仏法なんですねぇ。 なんとまぁ有り難いお話でした。 しかし人間というのはとんでもないことを考え、成し遂げるもんだと舌を巻きます。(とても真似できん…)
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チベットに伝わるという大乗仏典を求めて、当時外国人の入国を禁じていたチベットに単身で入国した著者の回想記です。第1巻では、明治1893年にそれまでの地位を投げうってチベットをめざすことを決意し、まずはインドで語学の研鑽を積み、山道を分け入ってチベットに入国するまでの経緯が描かれて...
チベットに伝わるという大乗仏典を求めて、当時外国人の入国を禁じていたチベットに単身で入国した著者の回想記です。第1巻では、明治1893年にそれまでの地位を投げうってチベットをめざすことを決意し、まずはインドで語学の研鑽を積み、山道を分け入ってチベットに入国するまでの経緯が描かれています。 途中で何度も危機に遭遇しながらも、崇高な目的に向かって不屈の精神で旅を続けていく著者の姿勢には感嘆するほかありませんが、意外にも講釈のようなユーモラスな語り口の文章で、冒険小説のように楽しんで読むことができる内容になっています。
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