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ニートピア2010
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/02/15 |
JAN | 9784163266602 |
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
相変わらず意味不明な短編が並んでいましたけれども、中には面白いのもいくつかあったような気がします! ヽ(・ω・)/ズコー 僕は彼の文章というか、彼そのものが好きで? 彼の著作を読み漁っているわけなんですけれども、それでも正直意味が分からず読み進めるのがキツい短編もありました...
相変わらず意味不明な短編が並んでいましたけれども、中には面白いのもいくつかあったような気がします! ヽ(・ω・)/ズコー 僕は彼の文章というか、彼そのものが好きで? 彼の著作を読み漁っているわけなんですけれども、それでも正直意味が分からず読み進めるのがキツい短編もありましたね…まあ、いいですけれども。 ニートピアとかいう表題作はなんだか笑える作品だったと記憶していますけれども、そのかすかな断片のみが僕の脳内に残っていて具体的な内容は忘れました…すみません…。 よってこの作品の感想はこの辺で終えたく思います…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー
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「忌まわし気き湖の畔で」と言う短編がかなり素晴らしかった。最近自分の中に前後の繋がりが曖昧な物語に惹かれる傾向を感じる。
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中原の小説は人目は引くが本来的にはまったく意味のない行動で埋め尽くされている。話のすじのようなものもない。 特徴的なのはフレーズのリフレインだろう。同じシーン同じ段落が一つの小説の中で何度も繰り返される。「怪力の編集者」ではただひたすら同じことの繰り返しだ。 作中に「パソコンに...
中原の小説は人目は引くが本来的にはまったく意味のない行動で埋め尽くされている。話のすじのようなものもない。 特徴的なのはフレーズのリフレインだろう。同じシーン同じ段落が一つの小説の中で何度も繰り返される。「怪力の編集者」ではただひたすら同じことの繰り返しだ。 作中に「パソコンに向かってる」みたいなことが書いてあるから、きっとこれらのリフレインはワードのコピー&ペーストによってなされているのだろう。マウスを動かして範囲を指定して、ドラッグ。現代人にとってはもはや当たり前の動作。考える必要もないし労力も限りなく少なく済む。 それは小説といえども工場で生産される商品を思わせる。普通だったら、こういうのは嫌でしょう。例えば鞄でも帽子でも工場で量産された物より手で作ったものを人々は尊ぶし、高い金を支払うのだから。 しかしながら、このリフレインが不思議と気持ちがいい。 というか中原の小説は構造そのものがリフレイン=「無意味の繰り返し」であり、それは僕たちを取り巻く日常と何ら変わらないのである。でもって作者の「こんなの無意味だ。今すぐやめたい。公共料金さえ払えれば」という心の叫び(?)が並々ならぬ説得力というか、切実さを持つこととなる。 しかし、退屈は退屈なのである。
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