- 中古
- 書籍
- 文庫
雪煙 講談社文庫
定価 ¥607
220円 定価より387円(63%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/02/15 |
JAN | 9784062759793 |
- 書籍
- 文庫
雪煙
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
雪煙
¥220
在庫なし
商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
「森村誠一」の山岳ミステリ作品『雪煙』を読みました。 「新田次郎」の『雪の炎』に続き山岳ミステリですね。 -----story------------- 美しく聳え立つ謎。 遺留品は何を語る。 アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構(ICPO)の若...
「森村誠一」の山岳ミステリ作品『雪煙』を読みました。 「新田次郎」の『雪の炎』に続き山岳ミステリですね。 -----story------------- 美しく聳え立つ謎。 遺留品は何を語る。 アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構(ICPO)の若き警察官「高木史朗(たかぎしろう)」とミステリアスな女性「陽子」は運命の恋に落ちた。 二人の間を阻むのは、暗黒社会の抗争か、日欧両アルプスを舞台に壮大かつ巧緻に築かれた犯罪か。 二人の悲恋に明日はあるのか!? 「森村」ミステリーの粋を集めた山岳ロマン。 ----------------------- 雄大な日欧両アルプスを舞台に描かれる山岳ミステリ… 恋愛ミステリ要素も強い作品でしたね。 ■第一章 眩暈する再会 ■第二章 自信なき邂逅 ■第三章 変身した夜 ■第四章 仮定に立つ自由 ■第五章 狼の遺留品 ■第六章 二重の雪煙 ■第七章 新たな地平 ■第八章 形見の崇拝性(フェティシズム) ■第九章 山の中毒(ジャンキー) ■解説 山内美樹子 国際刑事警察機構(ICPO)の若き警察官「高木史朗」は、オーストリア・アルプスの最高峰グロスグロックナー山(標高3,798メートル)を眺望するために訪れた展望台フランツ・ヨーゼフ・ヘーエで、謎の美女「池上陽子」と出会う… 山は嫌いと言って、グロスグロックナー山を睨みつける「陽子」の寂しげな横顔が「高木」の目に焼き付いて離れない、、、 その出会いから8ヵ月後、ICPOリヨン本部から東京の警察署に呼び戻された「高木」は、郷里の佐賀で両親の勧めを断り切れず「花房亜希子」と見合いをする… 将来を誓い合った山岳カメラマンの恋人「冬本路夫」がいる「亜希子」は、偶然、ホテルの庭に居合わせた「陽子」と「高木」のキューピッド役を買って出る。 過去と決別し、「高木」との新しい愛を育もうとする「陽子」は、積極的に「高木」を穂高に誘う… 「高木」は「陽子」が背負っている不幸の影を振り落としてやる自信がないまま、一期一会の共犯者として上高地で「陽子」と結ばれる。 それから間もなくして、大掛かりなバグラス(変造旅券)製造団に絡んでいると思われる暴力団風鈴会組長「清瀬正実」の死体が丹沢で発見され、死体が埋まっていた土の中から、「高木」のかつての婚約者「松永香保」に贈った腕時計が見つかると言う事件が起きた… 「香保」は、3年前、何者かに凌辱され殺害されている、、、 多摩川の河原で発見された際、金品と腕時計は根こそぎ奪われ、死体のそばに佐賀の郷土玩具である能古見(のごみ)人形が落ちていた… そして、「清瀬」殺害の捜査線上に「清瀬」と交遊があった「陽子」の名が浮かび、事情聴取のために「高木」が「陽子」の部屋を訪れれると、「陽子」の飾り棚にも能古見人形が……。 そして、容疑者として、元暴力団員で「清瀬」に風鈴会を絶縁された「江崎民男」が浮上し、捜査を進めるうちに「陽子」と「江崎」が異父兄弟であることが判明する… 「陽子」は事件に関与しているのか、、、 佐賀市出身の郷土玩具・能古見人形や、「陽子」の恋人でグロスグロックナー山で遭難した登山家の「矢野浩一」が遭難前にグロスグロックナー山の雪煙をバックに撮った写真、そして、遭難後にみつかったピッケル、「亜希子」の夫となった「冬本路夫」のグロスグロックナー山の雪煙を撮った写真とピッケルを持ったヤクザを撮った写真、「高木」が「香保」に贈った腕時計等から、一見、無関係と思われた事象や人間関係が一本の糸で繋がり、「清瀬」の殺害事件だけでなく、「香保」の殺害事件、そして、「矢野」の遭難の真相が明らかになる… ややご都合主義的な感じはありましたが、序盤から中盤に提示される伏線で、なんとなく関係してきそうに思える事柄が、終盤には合理的に繋がってくる展開はスッキリ感がありましたね。
Posted by
森村誠一を初めて読んだ。 この人は山を舞台にした推理小説を何冊も書いていたことが意外だった。 欧州アルプスから穂高を舞台にし、国際犯罪組織も絡む壮大なストーリー。 なかなか面白い一冊だった。
Posted by
山に登ったら美人に会ってとんとん拍子に深い仲になったらヤクザの親分が死んで写真のおかげで犯人が分かる話。 ミステリアスな女性がどんどん劣化していくのと、どんどん主人公からの扱いがひどくなるのがカワイソス。
Posted by