ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作 朝日新書
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ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作 朝日新書

小林利延(著者)

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ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作 朝日新書

定価 ¥792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2008/02/12
JAN 9784022731944

ゴッホは殺されたのか

¥110

商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2016/12/25

先日ゴッホとゴーギャン展に行き、その人生に心を揺さぶられたので手に取った。 読めば読むほどゴッホが嫌な人間に思え、同時に哀れに思い、テオに同情した…が最後まで読むとこれは筆者にすればヨーの思惑通りだったのだろうか。 腑に落ちる部分、落ちない部分があったが、手紙の内容が要点をまとめ...

先日ゴッホとゴーギャン展に行き、その人生に心を揺さぶられたので手に取った。 読めば読むほどゴッホが嫌な人間に思え、同時に哀れに思い、テオに同情した…が最後まで読むとこれは筆者にすればヨーの思惑通りだったのだろうか。 腑に落ちる部分、落ちない部分があったが、手紙の内容が要点をまとめてサラサラと読めたのはとても良かった。

Posted by ブクログ

2013/07/28

長らく精神を病んで苦しんだのち、オーヴェル=シュル=オワーズで拳銃自殺をしたとされている画家ゴッホ。しかし彼が発砲した現場を見た者はおらず、その拳銃も見つかっていない。 「ゴッホは実は殺された」という仮説をもとに、ゴッホと弟テオの書簡を洗いなおす試み。 元々後期印象派がそれほど...

長らく精神を病んで苦しんだのち、オーヴェル=シュル=オワーズで拳銃自殺をしたとされている画家ゴッホ。しかし彼が発砲した現場を見た者はおらず、その拳銃も見つかっていない。 「ゴッホは実は殺された」という仮説をもとに、ゴッホと弟テオの書簡を洗いなおす試み。 元々後期印象派がそれほど好きでないことに加え、とりわけゴッホの絵は例え彼の人生をそれほどよく知らずともあの筆遣いから病的なものを感じ取ってしまい、ゴッホについては通り一遍の知識しか持っていなかった。 今回この本を読み、ゴッホの破天荒ぶりがよく分かってそれは面白かった。こんな兄を持ってしまっては大変だ。 しかし著者の仮説には相当無理があるなあという印象。 著者は弟テオの手紙での冷たさや矛盾について色々と書いているが、もともと手紙なんていうものは送り先以外には読まれることを想定していないのだから、互いに既知の事実や、先方が聞きたくないであろう情報は書かない、または矛盾していても相手が聞きたいであろう言葉だけ書くのが当然な訳で。 まぁ、著者本人がエピローグに「美術史は推理小説だ」というサブタイトルに付けてしまってる通り、推理フィクションの域を出ていない。もちろん、歴史学というのは端的に言ってしまえば一次資料を丹念に読み解き組み合わせて「物語」を作る作業なので、著者がやっていることも立派な美術史学だ。 でも「物語」は他の多くの人々(特に学者)の批評と合意を経て初めて「歴史」となり得る。英語またはゴッホ研究が最も盛んな言語(オランダ語?フランス語?)で本稿を書いて、そこで認められない限り、これは学術論文ではなく娯楽作品だ。どうせならこの仮説を国際美術史界に持ち込んで批評に晒してほしかった。 なお著者は「ゴッホに関する資料はゴッホ財団が厳重に管理統制している」と陰謀説っぽい発言まで書いているが、その後2009年にはゴッホ美術館がそれまでの誤謬を大幅に改めた書簡集をちゃんと出版しWeb公開までしている。それを見た著者が今どんな仮説を持っているかは少し気になる。

Posted by ブクログ

2011/07/03

 高橋克彦の『ゴッホ殺人事件』と小林英樹の『ゴッホの遺言』のあとに読むと、ほとんどあたらしいことがないので、とばし読みしました。  予備知識なしで読めば面白かったかもしれません。

Posted by ブクログ

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