人魚と提琴 玩具館綺譚 講談社ノベルス

石神茉莉【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2008/02/07
• JAN: 9784061825833

商品レビュー

2012/10/24

うん、確かに幻想小説。でも、ライトノベル風味。
出だしの炎の中でヴァイオリンを奏でる少年とその両脇で踊る人魚のイメージはとても魅惑的でよかった。でも、ミナモリさんたちが微妙に中途半端に感じたのと、玩具屋の店主兄妹がちょっと俗っぽいかな～（＾＾；）だからライトノベル風味な感じがするんだろうな～
でも、ディズニー的な人魚より、こういう妖怪的な人魚のほうが好みなので、この人魚の扱いは非常に好印象。
もっとこう、人魚と炎とヴァイオリンのイメージを畳み掛けるように使ってくれてもよかったかも。過去のほんとの記憶かどうかわからないイメージに追い立てられて、追い詰められていく感があんまり感じなかったかな。涼子さんが怖がらない人だからか、あんまりせっぱつまった感がないんだよな～。

2010/09/18

不思議テイスト小説。
ファンタジーとはいいがたいんだよなぁ。
本当に不思議系。

人魚の伝説といい、どこかそそるないようです。
そしてバイオリンの音も。
これは後々に重大な秘密を
教えてくれるんですけどもね。

しかし三隣亡の関係者は
どうがんばっても危険な人が…
アンティークで銃類を持っちゃいけませんってば。

2009/03/21

思っていたよりも俗っぽさがあるが、
炎の中の人魚は幻想的。
やはり美形の設定がないと雰囲気に合わない。