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音楽 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1984/05/01 |
JAN | 9784101228037 |
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商品レビュー
4
26件のお客様レビュー
積読だったけれど、小澤征爾さんの訃報に接したのち、思いがけずぽっかり空いた時間ができて、やっと読みました。武満徹さんとの生の会話が貴重すぎて、情報量も凄すぎて、全て受け止め切れた感じはないですが、これからも、ふとした時に何度も読み返しそうな一冊。こんな貴重な会話が本として残ってい...
積読だったけれど、小澤征爾さんの訃報に接したのち、思いがけずぽっかり空いた時間ができて、やっと読みました。武満徹さんとの生の会話が貴重すぎて、情報量も凄すぎて、全て受け止め切れた感じはないですが、これからも、ふとした時に何度も読み返しそうな一冊。こんな貴重な会話が本として残っていることに感謝です。
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セルフ小澤征爾追悼月間、2冊目は武満徹との対談。1981年ということで、村上春樹との対談は2011年、次に読む大江健三郎との対談は2001年らしいので、かりてきた本の中では一番古い。 武満徹の話しているところは初めて読んだし、二人はこんな感じな関係だったんだな。 ・そう、ピータ...
セルフ小澤征爾追悼月間、2冊目は武満徹との対談。1981年ということで、村上春樹との対談は2011年、次に読む大江健三郎との対談は2001年らしいので、かりてきた本の中では一番古い。 武満徹の話しているところは初めて読んだし、二人はこんな感じな関係だったんだな。 ・そう、ピーターもポリーニも自分の音をいつくしんでいる(p.54/武満) ・僕も音楽の本質は公約数的なものではなく非常に個人的なもので成り立っているというんだよ。…それが音楽のいいとこなんだ。音楽界へ行って三千人すわっていても、その三千という数が問題なのではなく、一人ひとりとの関係が重要なんだよ。仮りに僕がチェロのソリストだとするでしょう。ロストロポーヴィチとするでしょう、僕が。バッハを弾く。すると演奏会場の三千人の人の一人ひとりと僕、ロストロポーヴィチとの関係になるわけでしょう。全くそこに個人的な関係が成立してくる。(p.70/小澤) ・…だけどね、さっきも言ったように、最も素朴でいいものだよね。僕はそうじゃなければ音楽の役割はなんにもないと思うな。政治とか科学とかがすごく極端に進んできているときに、時どきそれを引き戻すのが、音楽の役割だと思うよ。…歌を歌うとかさ、そういうことが大事だってもう一度思い出さなきゃ。それと、小澤さんがさっきから言っていられることで大事なのは、音楽が非常にパーソナルな、個人的なものだ、一人ひとりの人間に一人ひとりの音楽があるということだからさ。(p.74/武満) ・…おれが「日本」と言って愛しているものはいったい何か?とね。そうすると、それはね、結局、帰巣本能みたいなものだろうね。それは多分、僕が子供のころからなじんできた習慣で合ったり、文化的伝統であったり、感受性であったり、友人たちであったりするものの総体だと思うんだよ。だからいわゆる国粋主義ではないんだよ。…日本国でも、歴史上、幾多の政治権力が交代してきた。しかしみそ汁はあまり変わってないし、四季の変遷も変ってないのね。それが日本人の血というものだと思うんだ。だから、僕の日本に対する愛は、みそ汁に対する愛国心みたいなものだよ。(p.190/小澤) ・…音楽家でないにしても文化人だよ。そういう日本で一応芸術を理解している人が、アメリカやドイツにきて芸術を批評するときに実に単純な民族主義者、愛国主義者になるか、全面的敗北主義者、西欧文明の絶対崇拝者に豹変するんだな。…彼らは、ブロードウェイのなかにも玉と石が百以上もあって、ドイツ音楽の伝統にもいいものと悪いものがあるということを見極める訓練に欠けているよ。それはおそらく、日本固有の《国境のイメージ》に関係があるんだろうし、芸術家の自由さ、音楽家の自由さとも関係するんだろうね。(p.193/小澤) 小澤も武満も海外に戻ると「ほっとする」、自分らしく過ごせるということを書いていて、めちゃくちゃわかるが、この二人でさえ・この時代でさえそうだったんだなと不思議な感覚だった…。 途中で出てきた、横文字多用の小説家、もしかすると村上春樹…?笑
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「音楽」というタイトルの割には、その周辺の話が多く、音楽そのものの話は少ない印象でした。とはいえ、巨匠二人の対談は、時代が変わっても、普遍的な重みがあるように感じました。深い内容です。
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