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エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ 講談社ノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/02/09 |
JAN | 9784061825857 |
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エコール・ド・パリ殺人事件
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エコール・ド・パリ殺人事件
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商品レビュー
3.7
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
気分は★2.5。 まったくもって、美術関係とミステリーが上手く融合する小説というものは難しい。 結局、知識の羅列。事件の全貌に関わっているとはいえ、並べているだけ、という印象。 真相を知っても「はあそうですか」でおしまい。 人間ドラマに魅力がないと、どれだけ調べ上げたことを並べられても面白いと感じられない。 そういった意味では、「楽園のカンヴァス」は本当に上手い小説だったのだなあと思う。 こういう「本格ミステリーのために作られた人物」にグダグダ言うのは野暮だと分かってはおりますが。 被害者の最後の行動は賞賛されるとかww それを知った犯人が後悔したとかww なんつう浅い人間描写。
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ミステリーと美術が結び付いてて面白かった!…けど、被害者の最後の心情はちょっと信じづらい…犯人が犯行に及んだ経緯を知るに。
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暁画廊の社長、暁宏之が邸宅の自室で死体として発見される。貴重な絵画は手つかずで、閂のかかった窓には意味ありげに血が何層もに重ね塗りされていた。いわゆる「密室」状態である。 『エコール・ド・パリ殺人事件』の副題は、レザルティスト・モウディ(呪われた芸術家たち)。被害者が著した同名...
暁画廊の社長、暁宏之が邸宅の自室で死体として発見される。貴重な絵画は手つかずで、閂のかかった窓には意味ありげに血が何層もに重ね塗りされていた。いわゆる「密室」状態である。 『エコール・ド・パリ殺人事件』の副題は、レザルティスト・モウディ(呪われた芸術家たち)。被害者が著した同名の美術書の一説が、各章の始めに挿入されるのだが、それが抜群に面白い。これは作中の暁宏之の著作という体だが、まぎれもなく作者深水黎一郎氏が書いたものだ。僕はそこまで美術に詳しい訳ではないが、「エコール・ド・パリの画家たち」の解釈として非常に興味深く読み応えのあるものだった。 事件の方は、警視庁捜査一課強行犯係第十課を中心に語られるのだが、途中個性的な探偵役が登場する。物語はこの探偵役を中心に進むのかと思いきや、意外にも地道な地取り捜査や会議など、警察小説のような過程で面白い。 事件の表面的な真相には特に驚きはなかったが、トリックや動機などには、「呪われた画家たち」のエピソードがフィードバックされていて感心した。 探偵役の「世界を股にかけるフリーター」神泉寺瞬一郎のキャラの今後の成長に期待。パリで創作したオリジナル拉麺の話が面白かった。
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