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新・異邦人の夢 徳間文庫
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新・異邦人の夢 徳間文庫

島田荘司(著者)

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新・異邦人の夢 徳間文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 1998/10/05
JAN 9784198909802

新・異邦人の夢

¥220

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2020/12/10

近年、島田氏のエッセイといえば『本格ミステリー宣言』の1,2巻や『本格ミステリー館』のような本格ミステリを熱く語った本や『自動車社会学のすすめ』の自動車や都市論について語った本があるが、これはどれも硬い内容でしかも何か恨みを持っているかのごとく攻撃的な内容だったように思う。 今回...

近年、島田氏のエッセイといえば『本格ミステリー宣言』の1,2巻や『本格ミステリー館』のような本格ミステリを熱く語った本や『自動車社会学のすすめ』の自動車や都市論について語った本があるが、これはどれも硬い内容でしかも何か恨みを持っているかのごとく攻撃的な内容だったように思う。 今回は1989年に出版された『異邦人の夢』に新たなエッセイを加えたものであるが、内容は前掲のそれらよりも遥かに砕けていて、人間としての島田氏を肌身で感じさせ、愉しい。特に他の作家との交遊も散見し、島田氏のプライヴェートが一部覗けたようで非常に興味深かった(特に北方謙三氏と交流が深かったのは意外)。 また青森から八代まで高速道路で日本を縦断したり、パリ・ダカールラリーにチームの一員として参加したりと己の体で物事を試しており、これが非常に面白い。 内容は音楽からホームズ、占星術にカーレース体験記と多岐に渡り、今までの彼のエッセイの中でも最も親しみやすい内容だった。こういう風にもっと肩の力を抜いたエッセイを書けばいいのにと思う反面、こちらの価値観を揺さぶられるようなコペルニクス的発想の転換を得られる考え方を示してくれるのもまた彼の良い所であるから、どっちがどっちとも云えないのだが。 しかし、島田氏のこれまでの歩みをかなり赤裸々に語っているので一読に値する一冊であることは間違いない。

Posted by ブクログ

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