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産める国フランスの子育て事情 出生率はなぜ高いのか
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産める国フランスの子育て事情 出生率はなぜ高いのか

牧陽子【著】

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産める国フランスの子育て事情 出生率はなぜ高いのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2008/02/10
JAN 9784750327204

産める国フランスの子育て事情

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商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2019/06/27

この本を読んで、日本とフランスの福祉や会社のシステムが違うことが出生率の差に出ていることも分かったが、私は女性の意識の問題が大きいのではないかと感じた。社会的、経済的な自立と自由、そして自信。この意識がフランス人女性、はたまたフランス社会が高いため、女性は仕事と家庭の両立をなんと...

この本を読んで、日本とフランスの福祉や会社のシステムが違うことが出生率の差に出ていることも分かったが、私は女性の意識の問題が大きいのではないかと感じた。社会的、経済的な自立と自由、そして自信。この意識がフランス人女性、はたまたフランス社会が高いため、女性は仕事と家庭の両立をなんとかしようと社会に対して働きかけてきた歴史の結果、出生率の高さに結びついているのでは。 フランスも出生率が低い時代もあった。母親は専業主婦という時代もあった。それを変えてきた歴史がある。出生率を上げるためには、日本は女性ももちろん、男性も当事者意識をもって社会や会社を変えていく必要がある。今の出生率では未来は厳しい…

Posted by ブクログ

2016/01/30

フランスは愛の国、離婚も沢山あるけど、日本に比べたら子育てもし易いのかと手に取ったが、本書は日本とフランス両国の家族、保育の現状を丁寧に解説しながらその課題についても示唆している。 母親に厳しい国は出生率は増えない。ドイツも日本と似ている。 母乳、子離れ、共働き、保育所に対する考...

フランスは愛の国、離婚も沢山あるけど、日本に比べたら子育てもし易いのかと手に取ったが、本書は日本とフランス両国の家族、保育の現状を丁寧に解説しながらその課題についても示唆している。 母親に厳しい国は出生率は増えない。ドイツも日本と似ている。 母乳、子離れ、共働き、保育所に対する考え方、女性の自立について、考えさせる内容。

Posted by ブクログ

2014/03/29

>フランスの高い出生率が注目を浴びている。 >でも、フランスで子どもを産み育てやすいのは、 >日本で報道されるような手厚い家族支援だけが理由ではない。 >育児も家事もする男性、子どもの自立を重視し、 >過度の母子べった...

>フランスの高い出生率が注目を浴びている。 >でも、フランスで子どもを産み育てやすいのは、 >日本で報道されるような手厚い家族支援だけが理由ではない。 >育児も家事もする男性、子どもの自立を重視し、 >過度の母子べったりをきらう子育て感、 >女性の自己実現を当然と考える社会、そして、 >女性も男性も「仕事も子どもも」を実現できるゆとりの働き方--。 >現地で出産・子育てを経験した著者が、 >本当の「産める理由」をここに紹介する。  というのが紹介文。  フランスの出生率はヨーロッパでトップ水準にあり、2006年は2.0。2007年は1.98となっている。日本が1.38だから、だいぶ違う。「移民が生んでるんでしょ?」という声も聴く。外国人の出生率は3.3もあるが、出産適齢期の女性にしめる外国人の割合は7%にすぎないため、出生率への影響は0.1ほど押し上げているにとどまるという。  日仏を比較したとき、たしかにフランスの家族支援は手厚い。しかし、それ以上に男性の家事参加や、母子べったりではなく子どもの自立を重視する教育観、女性も働いて当然という社会のあり方が、高い出生率となって現れているのだというのが本書の主張。  働き方や、育児支援のあり方なども興味深く読んだが、もっともおもしろかったのが、フランス人の子育て観、カップル観だ。  子育てにおいては、なにより子どもが「自立する」ことを重視している。生後3カ月から6カ月もたつと、赤ちゃんは夫婦とは別の部屋に寝せられるのがふつうだという。これは大人の夜のプライバシーを重視するためでもある。1歳を過ぎると「社会性を養う」ために保育園にはいる。フランスで保育園や一時託児所の園長を務める保育士は一種の「高学歴」職種。看護師の資格を持っている必要があり、その上で保育の教育と実習を終えて、初めて保育士になれる。そういうこともあって、保育士は「ママ代わり」として子どもの世話をするのではなく、依存関係ではない大人との信頼関係を子どもと築くことがもとめられるという。フランスでは子どもも早くから「言語的存在」として認められているので、ママも保育園でも「赤ちゃん言葉」で話しかけたりはしないのだとか。母乳に対する信仰が薄いことや、母子べったりの子育てが奨励されないことも、働きながら女性が子どもを育てやすい環境をつくっているという。  日本人だって、愛情を与えれば与えるほどよい子に育つ……と盲目的に思っているわけではないだろう。でも、適切に突き放す、ということもまたたぶん必要なんだろうなと思う。母親が子どもひとりに与える愛情(と手間)が近代化に伴って大きくなった……なりすぎたことが、日本における少子化の原因の一つなんだろうなぁ。

Posted by ブクログ

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