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死は見る者の目に宿る ランダムハウス講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ランダムハウス講談社 |
発売年月日 | 2008/02/01 |
JAN | 9784270101605 |
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死は見る者の目に宿る
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「ああ、この手の話か」と、裏表紙のストーリー説明を読んだら思うだろう。 歌詞どおりに起こる残虐な連続殺人。犯人の逮捕、処刑―――すべてが終わったと思われていた16年後、新たな殺人が―――。確かにミステリならよくあるパターン。この時点で、「真犯人は別にいるのだな!」と読者全員が確信...
「ああ、この手の話か」と、裏表紙のストーリー説明を読んだら思うだろう。 歌詞どおりに起こる残虐な連続殺人。犯人の逮捕、処刑―――すべてが終わったと思われていた16年後、新たな殺人が―――。確かにミステリならよくあるパターン。この時点で、「真犯人は別にいるのだな!」と読者全員が確信を抱いてしまうので、「え、まさか別にいるの?でもそんな…」と迷いながら進む登場人物たちとは一線を画す。早く気づけよ!と、こちら側から登場人物を叱咤することになってしまうのだ。(いや、それはそれで面白いんだけど) 細かな設定をひとつずつ取り上げれば、真新しいものはない。歌詞どおりの殺人にせよ、その後起こることにせよ。何せミステリでは何でも起こる。フェアじゃなければ叩かれるかもしれないが、アンフェアだって立派にトリックだ。世の中何でもありで、○○は生きていたのか!でも、あれは○○じゃなかったのか!でも、実は○○は殺されていたのか!でも、そんな、○○が××だったなんて!(エロい伏字みたいになってきたな)でも、とにかく何でも起こり得る。でも、今回はそれらの「よくあるネタ」が、かなり上手い具合に組み合わされているように思えた。それもその筈、著者のデイヴィッド・エリスはデビュー作「覗く。」でMWA賞を2002年に受賞した人だ。正直「設定は見たことあるし驚きはないし…」という話が乱立しているようにも思う最近、なかなか読ませてくれる面白さがある。 ラストが正しいのかどうか、私にはわからない。正しいか、というよりも、あれで彼は心の平安を得るのか、彼女はどうなるのか、二人はどうすべきだったのか、何もかもわからない。後書にあるように、あれは「法と裁きと償いに対する作者の考えがよく反映された結末」であるのだろう。少なくとも納得は出来なかった。カタルシスもない。ただ―――間違っているとも思えない。人間はそういう風にして生きていくものなのだろうか?
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これもアタリ! 『インモラル』と同じ様に何か腑に落ちない部分があってモヤモヤする。過去・現在と行ったり来たりしながらナゾが解けていく。すごく構成も良くて(エラソウ…)後半から一気に読みました。そして寝不足…ただ、完璧なハッピー・エンドを望む人には向かないかもしれない。 この前に出...
これもアタリ! 『インモラル』と同じ様に何か腑に落ちない部分があってモヤモヤする。過去・現在と行ったり来たりしながらナゾが解けていく。すごく構成も良くて(エラソウ…)後半から一気に読みました。そして寝不足…ただ、完璧なハッピー・エンドを望む人には向かないかもしれない。 この前に出てる『覗く。』も買おうか考え中。
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