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死は見る者の目に宿る ランダムハウス講談社文庫
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死は見る者の目に宿る ランダムハウス講談社文庫

デイヴィッドエリス【著】, 七搦理美子【訳】

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死は見る者の目に宿る ランダムハウス講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ランダムハウス講談社
発売年月日 2008/02/01
JAN 9784270101605

死は見る者の目に宿る

¥220

商品レビュー

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2010/08/20

「ああ、この手の話か」と、裏表紙のストーリー説明を読んだら思うだろう。 歌詞どおりに起こる残虐な連続殺人。犯人の逮捕、処刑―――すべてが終わったと思われていた16年後、新たな殺人が―――。確かにミステリならよくあるパターン。この時点で、「真犯人は別にいるのだな!」と読者全員が確信...

「ああ、この手の話か」と、裏表紙のストーリー説明を読んだら思うだろう。 歌詞どおりに起こる残虐な連続殺人。犯人の逮捕、処刑―――すべてが終わったと思われていた16年後、新たな殺人が―――。確かにミステリならよくあるパターン。この時点で、「真犯人は別にいるのだな!」と読者全員が確信を抱いてしまうので、「え、まさか別にいるの?でもそんな…」と迷いながら進む登場人物たちとは一線を画す。早く気づけよ!と、こちら側から登場人物を叱咤することになってしまうのだ。(いや、それはそれで面白いんだけど) 細かな設定をひとつずつ取り上げれば、真新しいものはない。歌詞どおりの殺人にせよ、その後起こることにせよ。何せミステリでは何でも起こる。フェアじゃなければ叩かれるかもしれないが、アンフェアだって立派にトリックだ。世の中何でもありで、○○は生きていたのか!でも、あれは○○じゃなかったのか!でも、実は○○は殺されていたのか!でも、そんな、○○が××だったなんて!(エロい伏字みたいになってきたな)でも、とにかく何でも起こり得る。でも、今回はそれらの「よくあるネタ」が、かなり上手い具合に組み合わされているように思えた。それもその筈、著者のデイヴィッド・エリスはデビュー作「覗く。」でMWA賞を2002年に受賞した人だ。正直「設定は見たことあるし驚きはないし…」という話が乱立しているようにも思う最近、なかなか読ませてくれる面白さがある。 ラストが正しいのかどうか、私にはわからない。正しいか、というよりも、あれで彼は心の平安を得るのか、彼女はどうなるのか、二人はどうすべきだったのか、何もかもわからない。後書にあるように、あれは「法と裁きと償いに対する作者の考えがよく反映された結末」であるのだろう。少なくとも納得は出来なかった。カタルシスもない。ただ―――間違っているとも思えない。人間はそういう風にして生きていくものなのだろうか?

Posted by ブクログ

2009/01/29

これもアタリ! 『インモラル』と同じ様に何か腑に落ちない部分があってモヤモヤする。過去・現在と行ったり来たりしながらナゾが解けていく。すごく構成も良くて(エラソウ…)後半から一気に読みました。そして寝不足…ただ、完璧なハッピー・エンドを望む人には向かないかもしれない。 この前に出...

これもアタリ! 『インモラル』と同じ様に何か腑に落ちない部分があってモヤモヤする。過去・現在と行ったり来たりしながらナゾが解けていく。すごく構成も良くて(エラソウ…)後半から一気に読みました。そして寝不足…ただ、完璧なハッピー・エンドを望む人には向かないかもしれない。 この前に出てる『覗く。』も買おうか考え中。

Posted by ブクログ

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