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ツチヤの口車 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/02/10 |
JAN | 9784167588106 |
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ツチヤの口車
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
この、どこまで本気なのかボケなのかツッコミなのかわからない感じが面白い。妻と助手がすごすぎる。 でも、ずーっと読んでると自虐ネタのパターンに飽きてくるので、これは、時々思い出したように読むのがいいのかもね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「まえがき」から面白おかしく読み始められた。日常の些細な事が面白い話に作り上げられていて、綾小路きみまろの話に知性を加えた表現といえる。面白いので電車では読んではいけない分類に入る。屁理屈を磨きたい思春期の学生にはとくに読ませてはいけない。 こんな文章を書いてみたいと思わせる一冊だった。短いエッセイで何度も笑わせるのは高度な技術だが、笑いを生み出す「型」を作れているからそれが出来ている。内容は「面白い・笑える」といった軽いものであっても。構成・表現においては何度も読み返して検証して、その「型」を身に付けたいと思った。 抜粋させて頂くのは「打つ手はありません」の中の一つ。この質問に対する回答はとくに高度な構成力と感じた。 【問】好きな人がいるのですが打ち明けられません。どうしたらいいでしょうか。 【答】打ち明けてもどうにもなりません。あなたから見て魅力的な相手です。あなたを好きになるという可能性は無人島に二人きりで無い限り殆どありません。たとえ好きになってくれたとしても付き合えばいつか幻滅します。たとえあなたが幻滅しなくても相手が幻滅します。この流れを止めようとしても打つ手がありません。後悔するくらいなら最初から諦めた方が賢明です。このように打ち明けてもロクな結果にならないと思えば気軽に打ち明けられる筈です。 これを読んでこの人とお知り合いになりたいと思った。
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お茶の水女子大学の教授であり、哲学者である土屋賢二が 週刊文春に連載しているユーモアエッセイをまとめたもの。 こういったジャンルの本を読むこと、 しかも自分で購入してまで読むことは 自分にとっては極めてまれなことであるが、 最近読んだ森博嗣の日記本の中で土屋賢二の名が...
お茶の水女子大学の教授であり、哲学者である土屋賢二が 週刊文春に連載しているユーモアエッセイをまとめたもの。 こういったジャンルの本を読むこと、 しかも自分で購入してまで読むことは 自分にとっては極めてまれなことであるが、 最近読んだ森博嗣の日記本の中で土屋賢二の名が出てきたため たまたま土屋賢二に対して比較的関心が高い状態だったことと、 そんな状態のときに、伊坂幸太郎の新刊を探しに行って たまたま土屋賢二の新刊が出ていることを知ったこと、 などの偶然が重なって手にとることになった次第。 森博嗣との共著である「人間は考えるFになる」以外には 土屋賢二の文章を読んだことは今までなかったが、 まえがきを読んだだけでその魅力の虜となってしまった。 とにかく面白い、というかおかしいのだ。 つまり笑える、ということ。 本を読んでいて笑うことなど滅多にないのだが、 この本を読んでいると、思わずくすっと吹き出したり、 そうでなくてもニヤリとさせられたりすることが多かった。 さすがに哲学の教授なだけあって、 論理というものを巧みに使いこなしている。 たまに意味不明の理屈や、不可解な飛躍、 まったく無関係の事柄などを持ち出してきて、 それによっておかしさを生み出している。 なんだか簡単に書けそうなふざけた文章のように見えるが、 実はこんな文章はそう簡単には書けないはずだ。 凄いのに凄く見せない、というのも、実は凄いことだ。 周りが女性ばかり、という環境で生活されているせいか 女性に関しての洞察や描写は真に迫るものがあり、 特に「驚異の反撃法」でフィクションとして紹介されていた 妻の理不尽な反論にやり込められる夫の描写には とてもフィクションとは思えない生々しさがあって 土屋先生の家庭での虐げられぶりの片鱗が窺え、涙を誘う (とは思わず、思い切り笑わせてもらった)。 あと、いくつかのエッセイの最後についているイラストだが、 あれが意外に切れ味が鋭かったりするから要注意だ。 こんなに面白い文章は他ではあまり読めないので これから過去の著作も遡って読んでいこうと思う。
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