- 中古
- 書籍
- 書籍
歌集 天平の水煙
定価 ¥2,750
770円 定価より1,980円(72%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 本阿弥書店 |
発売年月日 | 2007/12/20 |
JAN | 9784776804307 |
- 書籍
- 書籍
歌集 天平の水煙
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
歌集 天平の水煙
¥770
在庫なし
商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
高野公彦の第12歌集、著者67歳の時に発行された。次第に老いていく日々を淡々と、少しの哀しみを込めて詠む。「地下鉄で乙女に席を譲られて樹雨浴びたるごとく惑ひぬ」「春ひがん風まだ寒し彼岸にて割烹着着て居たまふや母」「寂しいは不幸と違ふ 白梅がわが心処の寂しさ照らす」「ほのぐらき神社...
高野公彦の第12歌集、著者67歳の時に発行された。次第に老いていく日々を淡々と、少しの哀しみを込めて詠む。「地下鉄で乙女に席を譲られて樹雨浴びたるごとく惑ひぬ」「春ひがん風まだ寒し彼岸にて割烹着着て居たまふや母」「寂しいは不幸と違ふ 白梅がわが心処の寂しさ照らす」「ほのぐらき神社の森を抜け出でて蝶一つ飛ぶ 少し老いて飛ぶ」「年々に死欲あはし路地うらのあしびの白き花のいとしき」「ゆつくりと薬師三尊の前を過ぎ人の足音みな死へ向ふ」「寒き川遡りて鮭はなつかしき水に逢ひ過去に逢ひて死ぬ」「まああんた六十四にもなつたんか 深く悲しむこゑ 母のこゑ」「鉄線よ 僕が死んだら亡き母をおもふ人間がまたひとり減る」
Posted by