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レディに捧げる殺人物語 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1972/09/18 |
JAN | 9784488124021 |
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レディに捧げる殺人物語
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
フランシス・アイルズ名義。 バークリー作品と合わせても、この作品は自分の1番好きなタイプの作品だった。 ヒッチコックの映画『断崖』の原作。 万人受けではないけど、人間の心理的なものが好きな人にはハマると思う。 裏表紙あらすじ 【リナは8年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺...
フランシス・アイルズ名義。 バークリー作品と合わせても、この作品は自分の1番好きなタイプの作品だった。 ヒッチコックの映画『断崖』の原作。 万人受けではないけど、人間の心理的なものが好きな人にはハマると思う。 裏表紙あらすじ 【リナは8年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺人者と結婚したことをさとった…】 よくある定型的なサイコパスな夫に苦しめられる妻の話ではない。 そんな単純な話をアイルズが書くわけない。 最初の1行から最後の1行まで全く飽きず、物語にのめり込んでしまった。 夫のジョニーは働かないし、借金して賭けはするし、どうしようもないダメな奴。 でも人たらし的な才能はすごい。 自分はこんな男性とは絶対に結婚したくない。 なんだけど!! 妻リナの詳細な心情を読むと、こういう男性に引っかかってしまう人の心理状態がわかる。 『殺意』では「殺人を犯す人ってこういう考え方をするんだ」という驚きだったけど、この作品は「ダメな男性に惹かれていく女性の心理ってこういう感じなんだ!」というのが体験できる。 ダメな男とわかってるのになぜ別れられないのか?ということが最初は謎だったけど、リナの心理描写が詳細に描かれているので「なるほどこういう風に考えてるからそうなるのか…」と、とても興味深かった。 この作品の1番驚きを感じたのは、夫ジョニーの恐ろしさ!! サディスティックな感じもないし、虐待や暴力性も全くない。 よくありがちな裏の顔が怖いとかでもない。 妻とも近所の人ともめちゃくちゃ仲が良い。 では、どうして怖いのかというと…、 ここからはネタバレ含みます。 ここから先はご注意ください。 夫ジョニーは、心理的に自然と被害者にそっち側に誘導していく。洗脳ともまた違う。 被害者は自分では気が付かないうちに〈自分の意志で〉そっちへと導かれてしまう。。。 リナは自分が夫に殺されるとわかっている。 いつでも逃げられるから決めるのは自分次第。 でもそんな生活なのにリナは幸福だと感じている。それが何でなのか?は、読んで体験してください。 〈三大倒叙は誰が決めたのか?〉と以前疑問に感じたが、この作品の解説に答えが載っていた。 三大倒叙を選んだのは、江戸川乱歩だった。 この作品は被害者側から見た倒叙?のような珍しいタイプ。 乱歩はこの作品を高く評価していたけど、三大倒叙にはきちんとした倒叙形式である『殺意』の方を選んだという。 あ〜これでフランシス・アイルズも読み終わってしまった(TдT) アイルズ名義は3作品とも没入感がものすごく高いので、読むとすぐにその世界に入り込める。 バークリーよりもアイルズ名義の方がより好きだったし、読んだ後にもずっと残ってる。 もっともっともーっと作品を読みたかったな。。。 ★10
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某死ねばりに、いやそれ以上のクソ野郎と、なんだかんだそいつから離れられない駄目女。派手なトリックがあるわけじゃない。美しいロジックがあるわけじゃない。というかそういうのはない。心理描写によって描き出される恐怖が素晴らしい。
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読んでる間中ずっと不快感が。ジョニーの生き方生き様性格何もかもが嫌。まあそういう目的なんだろうけど。そしてリナの何も分からなさ具合もまたイライラしてくる。心理小説としては一級品だと思う。妻の気持ちの揺れ具合とかは見事。でもなんだかなぁ。もう読まなくていいかな。
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