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色ざんげ 新潮文庫
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色ざんげ 新潮文庫

宇野千代(著者)

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色ざんげ 新潮文庫

定価 ¥398

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1949/03/10
JAN 9784101027012

色ざんげ

¥275

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2025/02/02

昭和の文学好きには雰囲気に浸れる作品。 あちこちの女性にふらふらする主人公の画家より個性的で芯のある女性たちが魅力的。

Posted by ブクログ

2018/07/12

まあ、ふつうなら読まない本だ。いま「源氏物語」を原文で読む勉強会に参加しているが、そこで先生が宇野千代はおもしろいとすすめてくれた。改行がなく小さな文字がぎっしりつまっており、だれも読みたがらないだろうとのことだった。他に借りたい人もいなさそうだったので、「じゃあ」ということで借...

まあ、ふつうなら読まない本だ。いま「源氏物語」を原文で読む勉強会に参加しているが、そこで先生が宇野千代はおもしろいとすすめてくれた。改行がなく小さな文字がぎっしりつまっており、だれも読みたがらないだろうとのことだった。他に借りたい人もいなさそうだったので、「じゃあ」ということで借りて読み始めた。最初から、たいして退屈もせずに読み進めた。はじめは借り物の本だしと思って家の中だけで読んでいた。けれど、嵐の中、女のいる別荘に向かうあたりからおもしろすぎて、通勤途中の電車の中でも読んだ。つまらない本だと、すぐ居眠りをしてしまうのだが、本書は往復1時間半、完全にその中に引き込まれていた。電車を降りてからもしばらくはホームで続きを読んだ。まあ、それくらいおもしろかったというわけです。最後は心中。けれど・・・。東郷青児がモデルのほぼ実話とのこと。事実は小説より奇なりということ。ところで、嵐の中、別荘に向かう件、先生はマンガのようだとおっしゃっていたが、私は思いっきり感情移入して読んだ。理性ではわかっている。でも、どうしようもないことってあるんですよね。源氏が藤壺に会いたくて会いたくて仕方なかったという気持ちも、同じようによく分かるような気がする。

Posted by ブクログ

2015/05/24

洋画家の東郷青児をモデルに書いている。宇野千代は一時期彼の愛人であったそうだ。ある女性と自殺を図るが二人とも助かり、妻とは別れ宇野千代とも別れて自殺を図った女性と結局結婚する。東郷は奔放な人生を送っていた。 おはんに比べると現代的で読みやすかった。

Posted by ブクログ