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雛の家 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/01/25 |
JAN | 9784122049635 |
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雛の家
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
昭和16年前後の物語。16年までの、荒れ始めた世間を知らずに安穏と過ごす姉妹。16年からの嫌が負うにも世間の荒波にさらされていく姉妹。自分たちの生き方の変化と世間の変化のリンク。助け合い、語らず、そして助け合う姉妹。男性作家が何故、このようなきめ細かい女性像を書けるのであろうか。
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一番、大切な本の次にはこれが好きと言える。 三姉妹の凛々しくて、強かな姿。霧の中を、ただ一点だけを見詰めて歩き続ける後姿。 秘めた決意であったり、狂おしい恋情であったりを胸の内に仕舞って、互いにそれを静かに見ている距離感が凄く好き。 三者三様の恋愛模様もいい。真琴の恋愛には、あま...
一番、大切な本の次にはこれが好きと言える。 三姉妹の凛々しくて、強かな姿。霧の中を、ただ一点だけを見詰めて歩き続ける後姿。 秘めた決意であったり、狂おしい恋情であったりを胸の内に仕舞って、互いにそれを静かに見ている距離感が凄く好き。 三者三様の恋愛模様もいい。真琴の恋愛には、あまり共感できなかった(好みの問題)けれど、菊乃が鶴吉と対峙するときやゆり子と結城の最後の逢引なんかは本当にドキドキした。 鶴吉や結城の息遣い、菊乃やゆり子の胸のざわめきなんかが聞こえてきそうな文章だった。 濃厚な物語。薄い頁が人肌みたいで、細い文字が吐息のように思える繊細な文章。 とても綺麗。狂おしさが生きている。 最後の100頁くらいは、止まらなかった。 少し、泣いた。
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東京の老舗人形店の美人3姉妹の恋愛話です。すごく個性的な3人の女性が時代背景の中で結構どろどろの恋愛を繰り広げますが・・・老舗お嬢の品格保ちつつ美しく描かれてます。私は好きです!
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