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黒い回廊 阿刀田高傑作短編集 ホラー 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/01/25 |
JAN | 9784087462579 |
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黒い回廊
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商品レビュー
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2021年8月12日読了。阿刀田高自選のホラー短編集。いつもの男と女の情事に絡む短編の中で、「ホラー」と銘打つだけに、殺人に関連する・少しゾッとする物語12編を収録。「実は死んでいましたー」オチが多く、それが読んでいる途中で予測できるのは同じようなテイストの短編を選んでいる以上し...
2021年8月12日読了。阿刀田高自選のホラー短編集。いつもの男と女の情事に絡む短編の中で、「ホラー」と銘打つだけに、殺人に関連する・少しゾッとする物語12編を収録。「実は死んでいましたー」オチが多く、それが読んでいる途中で予測できるのは同じようなテイストの短編を選んでいる以上しょうがないのかな、とも思う。この中では存分に伏線を効かせた上でラストに意外な方向にツイストする「ちらし鮨」の話がベストと感じた。(殺人も出てこないし)恐怖の正体・殺人鬼とか死体はラスト2~3行くらいに書かれれば良くて、何が何だか分からない・謎めいた描写こそが恐怖の本質、という点は古今様々な恐怖作家が言うとおりで正しいことなのだと思う。
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菊の香り 冷たい関係 無邪気な女 夜のアスパラガス ちらし鮨 真夜中の料理人 赤い音 屋上風景 心の旅路 妖虫 西瓜流し 恐怖の研究 さすが傑作短編集だけあって、ハズレなし。今回はホラー系の短編集。「夜のアスパラガス」や「西瓜流し」はなんとなくオチが読めてしまったが。 「屋...
菊の香り 冷たい関係 無邪気な女 夜のアスパラガス ちらし鮨 真夜中の料理人 赤い音 屋上風景 心の旅路 妖虫 西瓜流し 恐怖の研究 さすが傑作短編集だけあって、ハズレなし。今回はホラー系の短編集。「夜のアスパラガス」や「西瓜流し」はなんとなくオチが読めてしまったが。 「屋上風景」は意外性ではなく飛び降り自殺者の些細な思いの拾い方が怖くてゾッとした。 「ちらし寿司」はラストシーンが予想外でニヤリとしてしまった。なるほど。 「恐怖の研究」にある通り、人はやっぱり、優れた「怖い描写」より「想像させられる怖さ」の方がグッと来るんだなぁ。
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阿刀田高傑作ホラー短編集。 不倫してる男女、デジャヴ、の話が多くて、そういうコンセプトでまとめられた短編集なのかな?ホラーの中にも皮肉なオチがついてたりブラックだったりするところが面白い。 プラスチックを食べる虫を発見して、ごみ処理で一儲けしようとたくらむ男の「妖虫」がお気に入り...
阿刀田高傑作ホラー短編集。 不倫してる男女、デジャヴ、の話が多くて、そういうコンセプトでまとめられた短編集なのかな?ホラーの中にも皮肉なオチがついてたりブラックだったりするところが面白い。 プラスチックを食べる虫を発見して、ごみ処理で一儲けしようとたくらむ男の「妖虫」がお気に入りです。オチに笑ってしまった。なるほどそういうこと…。 「恐怖の研究」怪異がその姿を現した途端に怖さは半減する、というのに同意。海外のホラー映画とかで化け物がバーンと出てくると一瞬ヒッと驚くけど、後を引く怖さではない。直接的には書かれていない影の部分、そういう恐怖に惹かれます。
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