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銀座の画廊経営 アートに魅せられた元システムズエンジニアが老舗画廊三代目と共に切り開いた画廊ビジネス
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銀座の画廊経営 アートに魅せられた元システムズエンジニアが老舗画廊三代目と共に切り開いた画廊ビジネス

野呂洋子【著】

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銀座の画廊経営 アートに魅せられた元システムズエンジニアが老舗画廊三代目と共に切り開いた画廊ビジネス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ファーストプレス
発売年月日 2008/01/15
JAN 9784903241777

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2019/09/19

借りたもの。 銀座柳画廊 副社長の著者による、アート業界の今と画商というビジネス形態を紹介。 「貸し画廊」と「企画画廊」の違いから、アートを取り巻く様々な話を紹介。 日本アイ・ビー・エムのシステムエンジニアというキャリアから全く別の世界に飛び込む、著者の経歴…その自立した精神力...

借りたもの。 銀座柳画廊 副社長の著者による、アート業界の今と画商というビジネス形態を紹介。 「貸し画廊」と「企画画廊」の違いから、アートを取り巻く様々な話を紹介。 日本アイ・ビー・エムのシステムエンジニアというキャリアから全く別の世界に飛び込む、著者の経歴…その自立した精神力と行動力に脱帽。 それまでのキャリアを“活かす”ではなく、“全く通用しない”ため、また一つ一つ勉強したと…… そのため、グローバルビジネスと画商の違いを、この本は明確にしてくれる。 ビジネスの理論よりも“感性”が重要視されるという画商は、お客様との好みや感性に敏感になることが第一となっているようだった。それには人を見る眼、そのための裏打ちされた知識も必要だと読んでいて感じた。 ハイソサイエティな人々との接し方のノウハウを垣間見たりする。 とはいえ、ビジネスの考え方が無いと、商いにはならない。根底に流れているものは通じている。お客様第一。 アートの価値が上がることで、転売で価格が上がり、コレクターも画商もハッピーである関係……それによってアーティストの知名度も上がれば万々歳…… アートビジネスのバブルに警鐘を鳴らしつつも、良いアートの指標のひとつとして、値段が関わることは否めない…… この本は、今から10年以上前に出版されたものだが、今も通じるものがある。 同時に、日本の“文化”としてのアートの立ち位置があまり変化していないようにも思える…… 今読んでもアート界隈を様々な角度から検証し、非常に考えさせられる一冊。

Posted by ブクログ

2010/06/29

画商とギャラリスト 双方は似て非なるものなり ギャラリストはアーティストの側に寄って彼らのマネジメントするプロデューサーのような存在ならば 画商がコレクターの立場に立って活動しているブローカーや営業マンのような存在 活動スタイルとして明らかな違いはあるもののいづれも決して華やか...

画商とギャラリスト 双方は似て非なるものなり ギャラリストはアーティストの側に寄って彼らのマネジメントするプロデューサーのような存在ならば 画商がコレクターの立場に立って活動しているブローカーや営業マンのような存在 活動スタイルとして明らかな違いはあるもののいづれも決して華やかとは言えない 足を使って色んな人と地道に関係を結んでゆくいい意味での泥臭さが感じられる ただ やはりコンテンポラリーのマーケットは巨大でことに欧米を闘いの本舞台とし門戸が世界に向けられているのに対し 当著者が扱う洋画の業界はセカンダリー(二次市場)ならば多少の広がりは確保できるもののプライマリーともなれば国内の狭い組合の体質が色濃く残る業界内での活動に制限されている感が強い 画廊業界に根付いた良くも悪くも伝統の中にあって 当著者は狭い世界で客をとったりとられたりだの不毛な競争などつまらんことだと主張し 経済的に効率が悪くとも若いアーティストを育てることにまい進する 日本のコンテンポラリーを世界に発信するギャラリストの意識を有し 画商という古き体質の狭い世界に流動的に拡大していくための風穴を内側から開け放とうと奮起する彼女の考えには大いに賛同です

Posted by ブクログ

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